わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

感想・評論

米大統領総選挙の感慨

4年に一度のアメリカ大統領総選挙。これも当然面白い。 で、選挙の類いはいつもそうだが、数日経つとアウト・オブ・デートな処は今回もがっちりあり、だからこそ、あえてすこし「寝かせ」これを書く。だって、もう古い感じでしょ?笑日本の選挙も数日経つと…

全国開票マップはおもしろい

衆院選挙、面白い。とくにこのマップが面白い www.nhk.or.jp 地政学というか、地理的性格など眺めているだけですこぶる面白いのでオススメだ。 ◉新潟のブルー、群馬のレッド立憲民主党が新潟を完全制覇。これを今日、終わってみてヤレ「田中角栄の地元が」「…

感想:キング・オブ・コント2024

キングオブコント2024。観たので感想を。 上記にオーバーオールな感慨を書いていますが、持論として「コント」は贅沢品だと感じています。漫才と違いマイクはなく、美術、照明、音効などなんでも自由だから。で、この自由というのは人足のかかることも意…

感想「シビル・ウォー:アメリカ最後の日」

久しぶりに映画批評・感想を。IMAXレーザー鑑賞「シビルウォー」を語りたいと想います。なお一度もサイズ変更なく全編IMAXサイズだった。なので初めからIMAX狙いの制作体制だったのかもしれない。その狙いにまずは「いいぞー」と想った。 ◉映画全体の感想言…

織りなす記憶とコメ

徒然日記。◉脳内に声がやってくるふと音楽が脳内ループして止まらないことあるが、このほど「つかせのりこ」・・それも「できるかな」の彼女の声が脳内で鳴り止まない。 あら!ゴ・ン・太くん!それは なぁーに?まあ! 機関車ねぇ?ふぅっわー! の、つかせ…

想像と精神:パリオリンピックの考察

パリオリンピックがおわり、ふりかえりたい。いやとても全ては振り返れず、しかしほっとくとただ忘れるだけなので何か書いておきたい、という試み。書いて忘れたいというか。本当に「どの角度から看るか」によって無数に書き方はかわりそうだ。今回、運営面…

総評:パリ・ブレイキング

JEFFROのJAZZYスタイル大好きなダンス、ブレイキングのレビュー。まず「まさか」のオリンピック競技入りに驚きつつ、感慨深く想った。まあなんだか「次のロス五輪では不採用」とのことでワン&オンリーになるかもだが、それでも感慨深いものがあった。◉ブレ…

マイ柔道家認定+JUDOエリア論

今回のパリオリンピック、柔道。ようやく心がおちついて来たので少し書く。◉何日か寝かせて丁度いい今回、8年振りに柔道をみたわけだが、まあ毎日「おもうこと」ばかりでとても疲れた。この疲れはいい疲れと悪い疲れで、どっちにしろクタクタ。それにこうい…

柔道家のオーラ:五輪大会の魅力

パリ、3日目まで◉フェンシング加納さんの偉業フェンシング男子エペ個人で加納さんが優勝した。これはなんだ・・フリーランスで昼夜逆転OKな自身の身を噛みしめるほどの喜びを感じる(?)。まずこの日の最後、たっぷり朝5時の開催だ。彼らのプライムタイム…

パリ開会式の賛否

パリオリンピックが始まった。開催国、その都市が嗜好を凝らす「開会式」。毎回(東京大会以外)愉しむわけだが、今回セーヌ川を中心とした五輪史上初非スタジアム型イベントだったので、今回の開会式をレビューしたい。◉まず総論・感慨今回はほんとうに初の…

もろもろ番組から

ふと目撃した番組について感想です。◉帝銀事件74年目の真相NHKの「未解決事件」というドラマ+ドキュメンタリー番組が深夜(再放送)あった。画家の平沢貞通の犯行ではなく旧陸軍部731部隊の者による犯行ではないか、というものだ。はっきり言って「ガン…

ハリウッド2024アカデミー賞

ハリウッドの祭典アカデミー賞が今年も開催された。ちなみに一昨年2022年のメモがこちら。 上記「リバティーの国の事件」を記している。去年は完全に見逃したのだけど、クリスロックVSウィルスミスから2年経つんだね(以下敬称略)。毎年のように祭典を観て…

からあげパーフェクトボール

徒然日記◉からあげクンはかりあげクンからきてる最近からあげばかり揚げている。だからアブラがすぐなくなる。もちろん一度使った油も漉して次の日の(笑)からあげに再利用している。が、それでも揚げ物なのですぐなくなる。そんなで揚げていて「そうかLAWS…

ブックライティングとか

徒然日記◉三寒四温の時候です三寒四温の時期になりまして・・と時候の挨拶などしたくなる今日この頃。この時期特有の「サミー!」 と「オオー!(いい天気じゃん!)」が交互に来る感じは1年のこの時期僅かな間の現象で改めて貴重だ。ほっとくとすぐ「アチ…

車の哀れなるバッテリー

徒然日記◉車のバッテリーあがるいつぶりだろうか。ガレージのマイカーの鍵をひねると「スカッ!」た。即座に、その直前「なんで後部ドア開いてるんだろ」と思ったことがよぎり車のバッテリーをあげてしまったことを悟った。JAFを呼びスターター分の応急処置…

紅白と高校サッカー

今年も残すところ、あと360日を切りました。これからもがんばっていこうと想います。徒然日記です。◉暮れの紅白チェック2023年末の紅白も視聴率は芳しくなかったようだが、どうだろう。前年より全然いいとオレなんかは想うけどね。世論の評価も低調なんだが…

M-1グランプリ2023

M-1グランプリ。本当に「年末の風物詩」まで浸透した、コンペティション(コンテスト)文化の結晶である本大会を今年も愉しんだ。誰もが自身の意見や感慨をもつだろうことで、まさに自分を棚に上げ(一度でも板の上たったことあるんかい!って事実を棚上げ)…

ハマスはテロリストか

今日、興味深いニュースに触れた。BS1「国際報道2023」内のニュース。イギリスの公共放送BBCがガザのこの度の事変にて、ガザ地区の組織ハマスを「テロリスト」という言葉を使わず報道していることに政府・首相から勧告が行われている、という報道だ。「過激…

「第六天魔王信長 消されたキリシタン王国」

書籍の感想。「第六天魔王信長 消されたキリシタン王国」 知る人ぞ知る加治将一氏。2007年新潮文庫「石の扉」で初めて触れて以降、折に触れ加治氏の本は何冊か読んでいる。本書は今年文庫本化され、わが極私的第█次信長ブームもありこのほど読了。感想を書き…

「ハリウッド映画の終焉」を読んで

集英社新書「ハリウッド映画の終焉」を読んだ。感想・書評を書こうと思います。(結局4000字も書いてしまった!)さて。まずこの「読んだ」も細分化しよう。それはーー新書本か?電子書籍か?そんな神経質な選別が大切な要素になっているのが本書だった。メ…

三月の申し送り

BOUSATSUだったのでだいぶこのブログも空いてしまった。そんな最中だったので書き記すこともない。でもタッチしておこう、という試み。〇毎日が何曜日かいつも思うのだが、毎日が日曜日か毎日が月曜日。こんな例えを私はよく使う。笑実際そのとおりで、ク〇…

イニシェリン島の精霊

映画の日に鑑賞。なるほどなあ。これは映画館の映画だ。テレビや小さなモニターで見た日には退屈で頓死するだろうから。映画館が旬の映画。以下、ちょっとネタバレ含む感想です。これから観る方は観た後にどうぞ______ 実際開巻25分くらい退屈で死にそ…

Paraviフェア2:池井戸潤百本ノック

TBSとTV東京出資の動画配信サービス「Paravi」に今月、加入してみた。配信サービスって例えばNETFLIXならNETFLIX独占など「〇〇独占」というスペシャリティがあり、各社しのぎを削っているわけだが、今回パラヴィに入ったのもまさに「Paravi独占」が目当てだ…

Paraviフェア1:キングオブコント

TBSとTV東京出資の動画配信サービス「Paravi」に今月、加入してみた。配信サービスって例えばNETFLIXならNETFLIX独占など「〇〇独占」というスペシャリティがあり、各社しのぎを削っているわけだが、今回パラヴィに入ったのもまさに「Paravi独占」が目当てだ…

紅白について考える

紅白歌合戦。毎年見るのだが、考える。で、ここで考えるとどうしても難しいことも出てくる。つまりは、要するに、私も映像制作に携わる身なので我が身に不利が働くということだ。が、忌憚なく、それも完全「自分の好み」全開で感慨を書く。これは「ファン」…

たびのおもひで II いのちぼうにふろう物語

能登への旅。そのメインだった舞台「いのちぼうにふろう物語」の話をまずしたい。能都到着翌日、9月29日に観劇した。 仲代達矢(以下敬称略)が主宰する「無名塾」の演目で、七尾市中島にある能登演劇堂でのみ公演している。10月10日まで1ヶ月以上の…

デジタルに考える、愛と幻想のストーリー

最近、ふたつのネットサービスを覚えた。出前館くらしのマーケットだ。この二つ。どちらも「なにを今さら」という人も多いでしょうが、とにかくマイブームでした。■出前館ウーバーイーツと双璧をなす、大手デリバリープラットフォーム。デパートのフードコー…

トップガン:マーヴェリック

「トップガン:マーヴェリック」を観た。これは書こうと思った。そう思わせる映画だった。ちなみにネタバレしてゆくので、これから観たいヒトはどうぞすっ飛ばして下さい。●異例と言える大ヒット私が観たのはもう封切りから3週間が経とうとしている昨日だ。…

日々の記 220213〈北京冬期五輪〉

つれづれ書くシリーズ「日々の記」●北京冬期五輪をガン見中去年の夏期五輪を完全にボイコットした、その反動も確実にあるが、普段はオリンピアンであり(笑)無類の冬期五輪好きの私としては今、観まくっている。もちろんオシゴトもしてますが、その合間をス…

こわい戯曲

好き、というか演っていると(冷やかしに)覗きたくなる演目、というのが個人的にある。それが、岸田國士の「紙風船」ベケットの「ゴドーを待ちながら」だ。この二つの戯曲は私にとってリトマス試験紙のように重要な地位を占める戯曲である。とつぜんながら…