わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

2015-01-01から1年間の記事一覧

2015 暮れの短信

◎「フォースの覚醒」うっすら感想 観ました。 しかたなく。 というと自分にも抵抗がありますが、まあ、そこまで無邪気でもいられない、という二重思考です。だってエピソード1〜3があまりにも心証が悪すぎるからね。ポッドレースしか覚えていない。それに…

消失

ナイロン100℃の舞台「消失」。 再演です。初演は、11年前のこの季節でした。 11年前。の話をまずします。 ボクはありがたくも友人の推薦を請け1ヶ月稽古場にお邪魔し、ケラさんをはじめ出演者、舞台が出現する様を撮影しました。のちにそれは「the A…

グッとくる場所

涙もろくなったかも、と思う。 なぜなら「デパ地下」に行くと最近のオレは、グッときてしまうからだ。 できるだけ大きなデパ地下。それもエスカレーターで臨むのがいい。 ハイソな化粧品の地上階からエスカレーターに載りこみ地下へ。次第にそのすき間から、…

なかなかにうざい

さあ!やって参りましたよ! 気になる日本語コーナー! (もう、カテゴリ【日本語】を設けようかな、と思います) ◎香取・カトリ・か取り ところで「か取り言葉」って造語、皆さん知っていますか? 文字通り「か」を取る疑問文のことで、この造語自体は最近…

マイ・ブックオフの殿堂

マイ・ブックオフ殿堂入り。 新たな劇薬、入荷しました。 竹内久美子著 「女は男の指を見る」(2010) これです。 劇薬です。 5年前の発刊ですが、ブックオフ経由、最近よみました。 108円。 内容は本当に言いたくないのですが、少しだけ言うと、「女は…

私家版/エディ・コイルの友人たち

TSUTAYAの「発掘良品」にて今年DVD化された「エディ・コイルの友人たち」(’73)。 ピーター・イェーツ監督作、主演ロバート・ミッチャム。この映画に詳しくないが、日本未公開とのこと。70年代のフィルム・ノワールだ。 ノワール好きのオレとしてどれどーれ…

わからないまま、ここに居る

正直言って、どっちかわからない。 でもここにいる というステージが好きだ。 好き、というかとても貴重だと思う。 このマインドと立場は、俳優にとっては故郷のようなものだろう。俳優はどこかで分かりきっていてはいけない。し、そんな演技は観たくない。 …

「ダライ・ラマ14世」を観た

豊潤で、とても良い映画を見た。 それがドキュメンタリー「ダライ・ラマ14世」(2014)だ。渋谷ユーロスペースにて。 (C) Buenos film / Taikan USUI (C) Buenos film ◎言語とアイデンティティ 政治面で語られることの多いチベットとチベット仏教宗主ダライ…

ムテカツなんだってえ?

久しぶりに【気になる日本語コーナー】の時間! 最近気になるし使われ方が気になる単語。それは 「無手勝流」 ムテカツリュウ。 「無手勝流にやってみたんだけど」 「無手勝流にざっくばらんと・・・」 なんだっつーーの!!!無手勝流・むてかつりゅう、う…

美しい歌

荒涼と 象の墓なる谷ありて われはひとりの 象牙とりなる 村上一郎(の絶唱とされる) きもが冷えるほど美しい歌・・・ 出典も紹介しておこう。 最近久しぶりに覗いた神保町の矢口書店で、こういうときに、断続的に探していた本というものが、ちゃんとあって…

結局、クオリアなんだよな

【クオリア】 主観的意識体験。観測できない現象的意識。 赤いりんごを観て、 A「これって、赤だよね?」B「うん、赤い」 A「いやいや、わかってる? ホント赤いよな!」B「うん、ホント、赤い!」 A「いや、だからよ、赤いって!!!」B「おう! 赤い…

DAY21 まとめ

さて。 撮影をへて今、【編集】の真っ最中だ。 というか、それは嘘。 大部分がおわった。 なぜなら今日、第一試写だからだ。中2日で試写という・・・。正直、ありえないスケジュールで気絶寸前だ。試写は制作さんにまかし、私はこれを書いて気絶する!! こ…

DAY19 撮影という魔物

昨日はオレをまさに試すような、最後のテストが待っていた。 撮影。 ロケだ。 それも、15時間のロングライド。 さあ、このタフなセクションを、君は生き延びることができるか? まさに最後の関門と呼ぶにふさわしい。結果を言おう。 私は耐え抜いた。 ロケ…

DAY14 禁煙というドラマ

今日で、禁煙2週間が経つ。 安定期(?)まであと1週間、らしい。 いわゆる、「卒煙」 までは3ヶ月、「非喫煙」 のヒトへは3年、なんだってさ。 なんで3なんだ? とは思う。 なにもなかった2週間ではなかったので、価値が高かったはずだと自問し、振り…

DAY10 ドーパミンパニック

DAY2あたりから、「ん?」と思い、DAY4には意識的に気付いていたこと。 それは、無髄運動。 自律神経系の「筋の萎縮」だ。 つまり、けっこうヘビーな話である。 体がダルイ、を通り越し、筋肉が緊張している。それも硬直するかんじ。 むろん、軽度だ…

DAY7 恋と煙草

もはや、もう。 あとは、旅立つか、否か。だけだ というか、もうすでに旅は立っており、問題は、 タバコへの 恋を忘れきるか、否か。 しか残されていないだろう。 禁煙は駄目な恋愛への未練にものすごく似ている。 それらの恋愛が なんとなく 決定的な「No」…

DAY5 仕事と未体験ゾーン

DAY5。 起きたときの「欲しさ」が完全に抜けた、と感じる。 これは、嬉しい! もうニコチン的には体内にいない。ひきつづき、「たばこ」という形態への燃え残り、未練、なごり惜しさとの対決となる。 DAY5でもっとも「ほしくなった」のは、 企画を考…

DAY4 船出への拒絶

起きて、強烈な「吸いたい」はなくなる。 ここからは、もう本当に「洗脳」との対決となりそうだ DAY4。 うそ。 そんなかっこいいもんじゃない。 フツウに、吸いたい。 プカーっとしたい。 この「吸いたい」の背景にあるのは、確実に、 未練だ。 「禁煙」…

禁 煙 D A Y 3

わかってきた。 なぜ「禁煙」がこれほどまでに困難か。 そうか。 珈琲も絶たねばなるまいか ということに気付き出すからだ。 代用のチョコは逆効果だったし、珈琲はDAY1から続けて飲んでいた。大好きだからね しかし、この珈琲がもつ記憶の「トリガー」が、…

禁 煙 D A Y 2

昨日27日。DAY2。 某D社にて、朝に打合せ。 そのまえ、ギリギリに起き、電車に飛び乗る。 DAY1の夜は悪夢だった。 ほとんど明けるまで、寝付けなかった。 寝てしまいたいのに、自分がそれを拒否するような感覚だ。 オレの悪魔は寝かせたくなかったのだ。…

禁 煙 D A Y 1

誕生日だった昨日。 39になった。 ボクはその15時くらいから「禁煙」した。 およそ20年のキャリアをへて、やめることにした。 最後の一本を吸ったのが、それくらいの時刻だった。 その一本を味わって、かっこよくお仕舞いにする。 ・・・つもりだった…

Jリーグを考える 2015春

先日、サッカーバーの店主と深く面白い話になった。とくにJリーグを全方位から考えていたら、気付けば3時ですよ。そこで様々なギロンが出たが、オレが今とくに思うのは、日本の「鎖国気質」だ。 で、それについてどう書けばいいだろう?・・なんて思ってた…

グッとくる「オズの魔法使」

昨日、17日。Bunkamuraでハリウッドフェスティバルオーケストラの東京公演を観に行きました。そのコンサートの最後のパートは、往年の名作映画が楽団のバックに流れます。その映像を編集したのが年末年始でした。初日大阪オリックス劇場のあと、ふたたび観に…