わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

2014-01-01から1年間の記事一覧

アメリカを支えた「SFX」

スティーブン・スピルバーグと、リチャード・ドナーと、リドリー・スコット。アメリカ映画、、、というか、アメリカそのものを救ったのは、彼らなんじゃないか?とボーッと考えることがあります。未知との遭遇(77)スーパーマン(78)エイリアン (79…

カサヴェテスというJAZZ

カサヴェテス作品の引力にまた、包まれた。 ベン・キャザラ演じる、コズモ支配人 チャイニーズブッキーを殺した男(1976) カザヴェテスの愛妻ジーナ・ローランズへのラブレター(=映画)は何通か観ていた。が、このベン・ギャザラへの贈り物は初めてだった…

2014年宇宙のNASA

ネットだけでも、世界の通信社の情報を手に入れることは楽しい。 ありがたく日本語版があったりするから。そんな中で「ロシアの声」や「イランラジオ」が楽しい。 Voice of Russia イランラジオ いい加減な記事もありそうだが(二つとも国営)、欧米の論調に…

史上最強の哲学入門

クソ、がつくほど面白いです。飲茶著「史上最強の哲学入門」。 右が第一弾で西洋哲学、左がつづく「東洋の哲人たち」。 近年まれにみる、読書体験でした。(おっと。これも「同化」ですね) とくに「東洋」篇の出来たるや、すさまじく感動!耳、赤、たとえに…

戦争を知る傑作、二冊

今年の終戦記念日に、思うことがあり、本棚から読んでなかった文庫(置き本)を取り出しました。 伊藤桂一 「兵隊たちの陸軍史」 堀栄三 「大本営参謀の情報戦記」 2冊とも、当時軍部に所属し、戦争を生き抜いた作家によるノンフィクション。伊藤氏は陸軍の…

新しいチャリを買う5

9月20日土曜日。 ついに、ついに! 新しいチャリ納車!!! 発注が6月でじつに3ヶ月ちょっと待った。 その大部分がひたすら塗装の行列待ちだった。塗装に指示を入れると、業者間のやりとりになるわけだ。 それも2回にわたる行程を経たので鬼のように時…

ギブとテイク

これももうほとんど自分のライフワークですが、「ギブ」と「テイク」。 ここにぶち当たることは多い。で、オレはいつもそこにイライラしている気がします。 自分のイライラポイントは確実にここにひとつありそうです。 おいおい、ギブはどうしたんだよ? っ…

自意識と成功体験

「神は細部に宿る」。 もうこの言葉ばかりに最近ぶち当たっていると思う。 それはとっても、怖いこととして。自意識というやつは、細部にあらわれる。 それは「意識」だけでなくそのヒトの背景、知識、知性、考え方、性格などを立ち所に示唆するから。怖すぎ…

69回目の夏

今日は太平洋戦争で日本の敗戦が確定した日。 終戦記念日。 今日ほど、戦争について考える日も、そうはありません。 ですので、すこし、考えます。 69年前のこの日、日本人の多くははじめて天皇の声を聞きました。玉音放送です。 ボクの父は生後1ヶ月。 母…

日本代表を考える 2014夏 Pt.2

日本終戦も丸2日も経つと、もう、アウト・オブ・デートな感覚がある。それは即ち「お祭り」ってことなのだろう。ハレならなんだっていいのかもしれない。露店でやきそば喰ってナンパして、踊れたらいいよ、と。次回もよろしくたのむよ!、と。だって先ほどチ…

日本代表を考える 2014夏

さて。どっから話せばいいか途方に暮れる、W杯日本代表2014モデル。夏コレクション。リミテッド。 2戦を終えて、残すは(おっと。)最終戦のみ。日本が置かれている状況は、皆さんご存じの通り。今回はそんな日本代表への感想と、今大会のセンセーションを…

ヨックモックとポンパドール

ヨックモックといぬのポンパドールは いつもなかよし きょうもいい天気だなぁ ヨックモックがそう笑いかけると いつだってポンパドールはわん!(PAN!)とこたえるのでした おーいヨックモックぅ! こいつをしってるかぁ! そう声をかけてきたのはモロゾフ…

哀と情熱のブラジル

今週はアタマに一つのプロジェクトがおわり、昨日もひとつ提出物が片付いた。 なので夜、鈍った身体を動かそうと「個サル」(個人参加フットサル)にいったのだった。「個サル」は球蹴り中毒患者の集い。あるいはチームに所属できないどこかしら問題アリアリ…

端書き、スピーカーとBlue Nile

昨日、わがスピーカーが修理からもどって来たのです。 今日は、アンプとスピーカーの話。 それとマイ・フェイバリットソングを。 ボクのスピーカーはこいつです、JBL MR26。 写真は、まいどの横着どおり、ドナタさまのを失敬して。 友人サカガミがリライアン…

劇論 ドラえもんの深層

ドラえもんがついに米国進出する、ということで話題になっている。ディズニーが米国版「DORAEMON」を今夏から、放送するそうだ。ドラえもん人気はスペインなどの例外はあるが、主に東南アジアで大人気とのこと。アメリカ進出と言うが、リバタリアンな米国人…

オレ・ジャパンついに発表!

ザックジャパンにつづいて、オレ・ジャパン24が、このほどついに発表された。選出選手は以下の通り。 FW 川又堅碁 佐藤寿人 ハーフナー・マイク 南野拓実 工藤壮人 乾貴士 宇佐見貴史MF 高萩洋次郎 中村俊輔 柴崎岳 細貝萌 中村憲剛 高橋秀人DF 闘莉王 鈴木…

拉麺元カノ論序説

お、お! ワタシは落雷のごとく天啓をうけた。 ラーメンという行為が、宿命的なアポリア(哲学的難題)であることを・・。 こういう状況はないだろうか。 無性にラーメンが食べたい。それもコッテコテの家系「●●家」のラーメンが麺カタでたべたい!!、とい…

資本主義以後の世界を読んで

中谷巌著「資本主義以後の世界」(2012/徳間書店) ブックオフで購入。拝読。 これは、とてもいい本だ。 資本主義の成り立ちを1492年コロンブスによるアメリカ大陸発見から俯瞰してみせる。 時の覇者スペイン・ポルトガルには「何が足りなくて」オランダでは…

アクト・オブ・キリング 奇跡の映画

「ソンナノ ヒジョーシキダヨォ! ユルセナイヨォ!」 By日本の常識 世界の非常識 5月1日映画の日。 「アクト・オブ・キリング」を観た。 HP 先に結論を言うと、映画史にのこる傑作です。 だから映画館で観て欲しい作品です。 多くの人が衝撃と絶賛を表明し…

エトロフ遙かなり、1993年

1993年はTVドラマ史的に超重要な年だと思っている。 その年の11月、4週にわたりNHKで「エトロフ遙かなり」が放送されたのだった。 高校3年のボクはそれを目撃してしまい、脳天が痺れ、そのドラマに夢中になった。 エトロフ遙かなり。ボクが知ってい…

日本人ナッシュ計画

バスケ部出身の方々と談話するとき。 わたしはこの計画を仄めかすときがある。 「日本人ナッシュ計画」 Nihonjin Nash Plan。略して、N.N.P!(ドウデモイイ?) 今から10年前、日本のバスケ界では田臥勇太選手が唯一、NBAの舞台に立ちました。しかしそれ以降NB…

型とアレルギー

今日、ボクは38才になりました。 それを記念して、恥ずかしいことを書こうと思います。 みなさん、 「ワンピース」というマンガをご存じですか?はい。そう。 国民的マンガ&アニメ「ワンピース」。ボクは「ワンピース」アレルギーでした。 その話をします…

キャトルミューティレーションの正体

もう一度言ってみようかな、キャトルミューティレーション。嗚呼。 なんてなつかしい響きなんだ・・・、 キャトルミューティレーション! ついさっき、ふと、ネットで久々に出くわし、想いを馳せてみた。キャトルミューティレーション。内臓などがなくなり、…

スーパー物語

スーパーマーケットの使い方一つで、そのヒトの考え方がでる。 と思う。 「3千円もあれば、一週間の食材買えるよ」 と知人(男)は言うのだが、ボクには信じられなかったりする。3千円なんてあっという間だ。 千円台かなー、なんて野口英世に手を掛けたとこ…

マーク・ロスコと劇薬

千葉に住んでいる特権の一つに、「川村記念美術館にほど近い」という点が、極私的にあると思う。いや。 ある、と思っ、た。思ったのは、初めてこの美術館に行った数年前のことだ。それまでその存在すら知らなかったわけだから。川村記念美術館。佐倉にあるこ…

この白い世界

部屋でも夜でもサングラスを掛けている。そんなヒトは、黒澤明とウォンカーウァイくらいだと思ってたが、ついに、ボクもその仲間入りを果たした。角膜潰瘍・・・・ついさっき行った、眼科で言われた病名。ガーン・・・か、カイヨウ・・・?さっそく帰って調…