わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

2022カタール大会アジア最終予選 1

DAZN for Docomo に先日、再加入した。
サッカー日本代表アジア最終予選の話。

9月3日のオマーン戦をTVで観れず、再加入。コロナの到来と共に退会していたのでかなり久しぶり。Jリーグや世界のサッカーが観れて大変重宝していた。そして間を開け入会したら


値上がりしてた


DAZN for Docomo! 値上がりしてやがる!
ヲイ! しかし軍門にくだる。


■9月3日オマーン
0−1、吹田スタジアムで初戦敗戦。
まさに「いいところなく」の付く、完敗だ。
で、この一戦の批評は各人が指摘するところなので割愛しつつ、オレがとくに感じたのはコレ。



オリンピックのツケを
A代表で支払ったね、日本代表



ということ。
もっともオーバーエイジで加入したのは吉田・酒井・遠藤の三選手。だからオリンピックとの関係性は低い?と想うかもだがーー「そうか?」
吉田はキャプテンとしてさすがに気張ったが、酒井と遠藤はどうだったろうか。

明らかにコンディションが悪かった。
ボランチとサイドは走る職、むりもない)

そしてこのことは必然のロジックでもあった。
遠藤はブンデスをフルシーズン行い、オリンピックを行い、そしてナウ、だ。ムリがありすぎる。酒井に至ってはオマーン戦後オーバーワークによる離脱も決定した。それほど蓄積したダメージがあった。

「コンディション不良」以外無い、そんな試合。

それは全選手・全日本チームに際して。
日本は明らかにオマーンを「なめてた」し、オマーンは本当に良いチームに仕上げて臨んでいた。
いいところなんてまるでない、そんな一戦だった。



■森保監督を考える
そもそも既にこのブログでは「森保更迭論」を2020年初頭に張っている。  コレ アレ ソレ

で、歴史的にはその後「コロナ」となり、識者や好き者から噴出していた森保氏への不穏な「退陣論」のムードは一旦かき消えていた。だからその、結局のところの

延長線上

でしかない。問題は解決していない。
このオマーンとの初戦でも色々ある。五輪組がバッドコンディションであることは自明だったはずだ。むろん初戦は重要すぎ、疲労があろうがベストメンバーで臨みたいというのが人情だろう。だが、


それだけだな


という想いをこの指揮官には常に抱く。つまり、


リアクション・プロセスでの
戦略がなさすぎる。
試合中の修正能力に疑問符しかない。


9月初めの代表ウィークなんてどこも一緒だ。
移籍やらシーズン開幕やら、クラブチームでのレギュラー争いもある中、たいてい「数日前」合流の、ほとんど「1日合わせ」で試合を行う。

で、このことは今にはじまってない。
ハリルジャパンも2017年9月初戦はしっかり負けている。驚きに値しないがそれでも、


試合中の修正能力


という観点で指揮官の采配に注視してみることをおすすめする。選手のリプレイス(置き換え)ではなく、どんな指示と、どんなシステム・ポジション変更を試合中行えるか? その能力である。

オマーンは中央の二人、大迫鎌田を固めた。
それも鎌田には23番のハリブ選手が徹底マークしていて彼が素晴らしく、実に効いていた。

で、そこで森保はどう指示した?
その配下に位置するボランチをどう修正した?
あるいはどうサイド攻撃への指示を出した?


なにもしてないだろ。
(後半も展開はかわらんのだから)


全て「ナリ」。なんとなく90分は過ぎ去った。
スタメン選びなんて小学生でもできる。
今回初戦は「名前」でスタメンを選んでいる。だがそれで膠着&ミス多発の中、やったのはリプレイス(選手の置き換え)のみだ。

で、結果は?
どんな共通意識の中に彼らはあった?

この監督力は森保氏にこれからもついて回る。
もっとも。今回は選手達のミスがそれ以上に多すぎたがね。



■中国戦プレビュー
7日本日ある、2試合目中国戦。結果論ばかりではフェアではないので、プレビューしたいと想う!

注目ポイントはCF(センターフォワード
大迫・古橋・オナイウ阿道


森保氏がこの一戦でCFをどう取り扱うか、看てほしい。彼は冒険せず、先発が疲れても新参者は使わない傾向にある。名前と実績を重用するジーコみたいな監督だ。が、だからこそ注視してくれ。

セルティックで調子よく今もっとも脂の乗っている古橋を、落ちている大迫にかえて1トップにする、という決断はするかどうか。


古橋をなぜサイドで使う?


との意見が大勢で適性はCFだが、さあどうか。
同時にここも注目して欲しい。

オナイウ阿道を使うかどうか


彼をこの第二戦わざわざ呼び寄せたが、そもそも

出る機会自体を作るかどうか

 

だ。
なぜこんなことを書くか? と言うと、



中国戦はさすがに勝つ
勝っちゃう



からだ。
DAZNは素晴らしくアジアはおろか、欧州の予選も網羅している。だから先日の中国v豪州戦も観戦チェックできたわけだが


中国弱ぇ・・


というプロファイルは出ている。
日本にも危機感と準備期間がある。これはさすがに勝つ。勝ってしまう。が!



どう勝つか



そのプロセスに注目したい。

2−0になった瞬間から、森保がどう動くのか?

逆に言えば1−0で膠着した後半があったとして

彼(森保)がどんなアクションを選択するのか(あるいは、アクションしないか)


を、みなさんも注目してくれ。


大迫を「チェンジ」できるかどうか。
そしてレギュラー予想では(なぜか)サイドの
元橋がセンターにつくか
呼び寄せたオナイウを使うかどうか


それも後半何分からか?


ひとえにリプレイス(選手の置き換え)だけでもその指揮官のセンスと選手からの信頼がでる。
意地悪な皮肉を言うが、


何分までレギュラーで引っ張るつもりか


注目して欲しい。この指揮官もいつも遅ェから。
キワキワのシステム変更など、高度な決断力を中国戦では必要としない試合展開となるはずだ。だから中国戦は〈交代のセンス〉だけでも看てほしい。

オレはこれから来たるべき、あのジーコジャパンで味わったような「レギュラー/控え」の分断こそを懸念しているから。中国戦は勝つだろう。しかしその勝ち方、そのチームマネージメントこそ注目している。