ランデヴー通信、7。
今週末、5月1日(土曜日)、テキサスはヒューストンにてランデヴー上映します。
フライヤーの通り、テキサス2DAYS。
5月1日ヒューストンのあと、16日はオースティンで上映があります!
各映画祭とも年間オフィシャルセレクションです。
このブログはJO(日本語オンリー)ですが、テキサス在住の知人友人いらっしゃったら、是非!
チケットは20ドルのワンデイパス。ランデヴーはじめ、素敵な短篇に出逢える事でしょう。
🔥 HOUSTON COMEDY Film Festival
MAY 1 = 🎫 TICKET
※ランデヴーはソワレ・夜の部に登場!
🔥 AUSTIN MICRO Film Festival
MAY 16 = 🎫 TICKET
※オースティンは1部制のみ!
◎テキサスでランデヴー
テキサスの二つの映画祭に出品したのは、級友であり親友の坂本亮太氏(もっちゃん)との約束からでした。彼は今ヒューストン在住で「ぜひ近くでやって!」と言われ、使命感に燃えました。
そこで当初、土地勘のないオレは「テキサス州なら大丈夫だろう」とオースティンのマイクロ映画祭に出品していました。しかし彼は「できればヒューストン希望!」とのことでした。で、調べてみると
そりゃ、そうだ
と思うに至るわけです。「隣り街」と言うには程遠く、250kmは悠に離れた都市だったからです。
都心から新潟・名古屋に手が届く距離・・。
そりゃそうだと思い改めヒューストンの映画祭を探し、二つ、応募しました(土地勘なさすぎ)。
それが「ヒューストンコメディ映画祭」と「ワールド・フェスト・ヒューストン」でした。
なのでテキサスは「もっちゃんプレゼン」という動機のもと、3つの映画祭に出したわけです。
むろん、通る保証もないわけですがなんと、
三つとも選出
されたのでした(!)。最後の「ワールドフェストヒューストン」は上映はないものの「アワードウィニング」の報せが来たわけです。どこかに引っ掛かればいいな、と思ってたので本当に嬉しい誤算。
こうして友人への「大掛かりなファックス」のような、あるいは、届くかわからないビデオレターは数ヶ月ののち無事に、届いたのでした。
それも選出の報せを伝えるとなんと映画祭会場は、もっちゃん「行きつけの映画館」だということがわかりました。それを聞いてオレは
「もっちゃんが呼んでくれたんだなぁ・・」
と感心しました。
こういうセレンディピティは往々にして有ると想うから。そしてこんな偶然がいつだって好きです。
◎ランデヴーとテキサス
テキサスで三つの大会に選出されたことには「なるほどな」と思う節もあります。
ランデヴーはパンデミックを逆手に取ったSFコメディで、また管理社会への警鐘が根底にあります。
で、そのことと「テキサスという土地」は相性がいいと思うからです。もっともオレ自身が、
真っ赤な共和党トランプ派か
どうかはさておき(笑)、彼らの反骨精神・リバタリアニズム・コロナなにくそ魂、それらがこの映画に呼応したことは容易に想像がつくからです。少なくとも審査員たちはこの作品を祝福しました。
こうして2DAYSのテキサス上映が実現し、それもちゃんとフィジカルの上映がある事自体が喜ばしく、頼もしい。こういうとこも、アメリカだなぁ、テキサスなんだなぁ、と感じるのです。
むろん!これも本当に行きたかった。
だって「用事のある旅」なんて最高じゃないか。それも友人を訪れる旅なんて激・最・高・峰!!
しかし渡航後2週間自主隔離を余儀なくされるわけで、またもや断念。ですよ。もー、ね。
合言葉はこれね。
「コロナにはじまり コロナに喰らう」
ビゲスト・シッ。天地を喰らえ!
◎日本ラウンドはきわめてヤバい
さて。最後に悲しいお報せをします。
本命中の本命、東京ショートショーツ映画祭に落選しました。正直こたえました。マジか、と。
申し訳ないが理解できない。
審査員はダサい決断を下した、としか思えない。
ランデヴーが去年2020年の東京を代表する短篇だと自負している。だから到底理解できない。
何が悔しいってキャスト・スタッフ、手伝ってくれたみんなへ手向けられなかったことが悔しい。
それに楽しみにしてくれた方々本当に申し訳ない。「日本いつ?」の声に最高の形で応えたかった。
(選出作品がつまらなかったらまじで許さん。)
深呼吸。
・・あと限りある日本ラウンド。人事尽くして久しく、この旅ももう終盤だ。選ばれて欲しい。
それとは別、一通りの結果の後、この作品のデジタル公開も視野に入れておかなければ、と思う。
それと、自分自身の海外移住も視野に入れたほうがいいのかもしれない、と冗談半ばにも思わざるを得ない。だって、日本でのフラれっぷりは・・ちょっと異常だよな(発表してないだけでホント他もフラれまくっててね・・)。言いたいこともたくさんあるが、今は他の日本映画祭の結果を待ちたい。
いずれにせよ、様々に旅は続くのだろう。
去年の今頃は本気で闘いだった。
それは仲々味わえない思念と時空のトンネルであり、今思い返しても素晴らしい挑戦だった。
その全てにありがとう。と言いたい。
次はコロナのような世界的劇薬を借景として使わずも、あいかわらず、オレ印の作品を作ってくよ。
で、それはそれ。ただいまサーキット中「ランデヴー/Rendezvous」はとてもとても愉しい作品です。
これからもよろしくお願いします!😋
テキサスのお客さんに、届くことを祈る!
もっちゃん、愉しんでね!