わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

森保監督更迭論 pt3 シリアラウンド

もう!
書くことが増えてしまった。。
森保更迭論へのキャンペーンを張った手前、やはりシリーズとして書かざるを得ない。
五輪アジア予選で敗退が決まったシリア戦だ。96年アトランタから続く実績が、途絶えた。

「なんとなく同点でぬるぬるいって、ラスト付近で決まっちまうんじゃねえか?」

と思って(行きつけのバー海亀さんで)見ててその通りになった。
で、予想は当たったのだが、いざ当たると、複雑でまったく喜べんわ。
どうやら私も日本人のようだーー。

以下、
オレジャパンによる、レビューとクリティクス!


◎シリア戦後半を回想
後半43分。
シリアの2点目がこの代表へのトドメにふさわしく象徴的だった。ロングカウンターだ。
見事にはまった、というより、

この穴は必然だった

と感じる。
相手は6バック、ベタ引きリトリート。後半43分のカウンターは


二人


のシリア選手によって行われた。
で、これは当然のカウンターと言わざるを得ない。
フォーメーションの穴と個人の走力で《討ち取られた》、に近い。そこまでの実況を試みる。


◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  

試合の大部分は相手のベタ引きだ。
つまりシリアはアナグマを敷いた
で、これ自体はなーにも驚かない。アジア各戦でよく見かける光景だよね。
対する日本は5枚の攻撃が5レーンを埋めた。
森保氏の好きなミシャ式、でなくとも相手がリトリート(ベタ引き)するとこの形になりやすい。
川の字のように、横から見て3列、

4−1−5 →敵にむかって。

この5トップが、敵のラインで詰まる形。
言っとくが相手がリトリートしなければ、そこまでの問題はとりあえずない
しかし詰まっている、ここがミソだ。
森保は生真面目にミシャ式を採用するのでWBは出っ張ってレーンから出ない。詰まった5トップ。
一方相手は6バックで実は、足りている
足りちゃってるんだよね。
このリトリート時のセオリーは(いつの時代も)


個人技=ターン&ドリブル


だ。パスできるスペースが埋まってるんだもん。そのうえ、空いてるレーンはない
(し、前につぶれてるのでミスるとカウンターにつながるんだが、まずは攻撃の話を進める。)
すると強引にでもドリブルで突破しギャップを作るしかない。相馬の1点目はその意味で正しい。
またそのリスクをヘッジするために
近くに《使わない味方・おこぼれ役》も必要だ。(それがないと敵のカウンタードカーンさ)

臭いこと》《嫌がること》をやり続けるしかない。一人じゃなく、使わない味方も用意してね。
あるいは《オーバーラップ》。一度だけ後半、CBが駆け上がるシーンはあった。一度だけね。
そうしてポジションを《シェイク》!
かき混ぜて混乱を誘発させる。《斜めに動いて》ギャップをつくる! 敵の視野角を狭める!
連動中、耐えて敢えてパスしない! ドリブルで突き抜く! ロングシュートで敵を吊り出す!
・・とギャップ制作に汗かくしかないが、




そんなリトリートを詰む練習を
どれだけしたんだろうか?
で、そんな意思統一と考えはあったんだろうか?




そんな内容だった。
ミシャ式の信奉者ポイチのサッカーはひたすらレーンを守って流動しない。縦の動きしかない。
WBの一対一で、運良く抜けたら御の字サッカー。
みんなレーンを守ってるから護衛もない。「突破挑戦」へのリスクヘッジが足りない、ということ。選手間の距離は遠い。単純に近い《センターリング》がどうだったかも、見ての通りだ。

横に広いのでポゼッションサッカーと呼べる代物でもない。し、そういう約束事も見えてこない。
ポゼッション、と呼べそうなのは、アンカー&DFラインであり「バックパスしすぎ」という世論は言い得てるがこの型のデフォルトでさえある。
で、出っ張ったサイドはアローン状態。動きもないので、敵の視野角は変わらない。


これではフツーにキツイ。


というか、ずいぶん古風なサッカーだ。
敵としたら余裕で読める。
早々に次のフォーメーションを敷くという考え。森保氏にそのアタマはあったか?(ないね。)


後半最後の方はさすがに焦れだして、
かつ、彼ら選手ピッチ内でも変化がおこり

5トップ・2メイク・3バック

になった。これ自体も不思議なことではない。当然選手同士の機転を求めたい。
だが、仕掛けをとられ、ロングカウンター。
普通なら止められるだろうが、3バックも広がっており、間に合わず実質1対1の「走り合い」に負け、シュート、ゴール。フツウに走り負ける。
繰り返すが、敵は二人・実質一人単騎によるロングカウンターだった。シリアにしてみたら



「え、ウチら、入っちゃったよ」



だろうと思う。
あらあら、ウチら、ヤッタァ!だよ



◎布陣と森保氏の死に体
どんなに根性論を指揮官が説こうが、
試合途中のリアクションとしての采配で、その根性論ははるかに軽減できる

が、
どうだったろうね?

昨日のシリアにはDF一枚減らして問題はなかった筈だ。そういうフレキシブルな対応をこの男に見た試しがない。
つまりオプションだ。
フツウにあって然るべきのチームオプション。
たとえば! 後半の膠着状態になった際



(敢えて点をきめた)相馬を外してFWイン



これだけで
あ。4バック2トップで攻めるのね」というピッチへのメッセージになる。
そういう大胆な監督的メッセージがなさすぎ。あるいは、そういうハッタリがなさすぎなんだよ。
マジメぶってんじゃねえよ、と言いたい。もっとも、そういう練習をしていたらの話だが・・。


「闘うヨォー!」


だけではない、選手の迷いをラクに整理することも監督の役割だ。当たり前だけど。
森保氏はモチベーターとしての自身の実績に、自信もあるんだろう。それで食っていける、とまで自信を持ってるんだろう。
いいよ。だが同時に、モウリーニョを想い給えよ。

つまりモチベータータイプの
(最高の)監督がいつも、どんな最後を迎えるか、を。

モチベーターは選手に見限られると崩壊も早い。
現に森保氏は、今世論に見限られつつあり、選手との間も非常に危険だろう。サンフレッチェの最終年もひどいもんだった。今回の崩壊劇も一気だ。

個人的には。
説得力を失ったので、解任が妥当だ。

通常だったらオリンピックに出場できない
あり得ないほどの結果を刻んだのだから。
開催国特権で出場して、百歩譲って優勝したとしても「でも予選敗退してるけどな。笑」という事実から逃れられない。
それくらい痛恨の結果を残したのだよ。説得力をどこに見つけていいかわからない
選手もキツい半年のロードを自ら作った。どう目的を再構築していいかさえ、わからないだろう。

しかしそれは選手達が一番痛感している事だ。
「このなかで何人残るか」という趣旨を戦後、田嶋会長は語ったが、おいその前に敗退だろうが!
指揮官かばって選手をB面扱いで放り出してんじゃねえよク◎が! ほぼ同じメンツで! ブラジルホームでブラジルに勝った去年の好成績はどう説明する気だ? 単純にヘッド問題だろうが!
それにねぇ。



開催国出場特権って、バスケにはないからな?



ふざけんなって話ですよ。
おいおいなんだよサッカーだけよ!って話だ。
それにそういう浮動の一般人の心も見事に離れていく結果を残したんだよ。(充分離れてるけど)
この罪はだれが背負うんだ?
親善試合で実験中(笑)のハリルは斬ったろうが。
今回公式戦で「学習中」の指揮官はどうすんだ?
ねえ。




最後にこの動画をシェアしよう。


ロッカールームでの森保監督の怒り サッカー五輪代表監督

サンフレッチェ時代の森保氏と選手たちの映像だ。
私はこれを見て、自身の思考を鍛えている。笑
言っておくと、モチベータータイプの監督ってね?



これくらい、フツーだから



この姿勢に無邪気に感動している場合ではないよ。
それに長く付き合うクラブチームでの側面だ。
森保氏の横顔は十分捉えつつ、敬意も払うが、
責任は責任だ年棒に1億貰ってるなら余計だろう。
私に裁量権はないが、更迭が妥当な決断だ。