上記が、前回オマーン戦後の記事。
(今回の予選は、シリーズ化必至だ)
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10月の最終予選。サウジ戦と豪州戦。
彼らは強いだろう、本当に愉しみだ。
ここでこけると本当に後がない「森保JAPAN」。
このほどメンバー発表があった。
世論では「メンバー選考が保守的だ」などと叩かれているが(なぜか勝手に)森保氏を弁護すると、
「誰がだれのバックアップか」
如実にわかるんだよね。・・って弁護したところで保守的なんだが(笑)、リストを整理した。
怖く、冒険しない指揮官はこう選んでいるよ。
▽DF
吉田麻也 CB
冨安健洋 CB
長友佑都 左SDF
酒井宏樹 右SDF
植田直通 CB(バックアップ)
板倉滉 CB(バックアップ)
中山雄太 左SDF(バックアップ)
室屋成 右SDF(バックアップ)
橋岡大樹 右SDF(バックアップ)※若手枠?
▽MF
遠藤航 DH
守田英正 DH
南野拓実 左SH
堂安律 右SH
鎌田大地 IH(シャドーFW)
柴崎岳 DH(バックアップ)
田中碧 DH(バックアップ)
原口元気 左SH(バックアップ)
浅野拓磨 シャドーFW(バックアップ)
三好康児 IH(バックアップ)
伊東純也 右SH ※サウジ戦出場停止
▽FW
大迫勇也 CF
オナイウ阿道 CF(バックアップ)
ね?
キレーイにちゃんとバックアップでしょ?
誰がだれの「控え」か一目瞭然なんだよな。
そのうえで以下、所感を述べておくよ。
▽所感1
●そんな訳で「4−2−3−1」というメッセージ
●右SDFのバックアップ:室屋と橋岡で迷って「二人選んだんだろうな」と推察できる
●サウジ戦右SH:伊藤純也の出場停止が痛恨
●堂安がこけると手薄感バリバリだが以下を想定
〈サウジ戦:堂安がこけた場合〉
❶原口を右で使う
❷中盤を4枚のボックス気味にして
❷−1:浅野をシャドーFWとして出す
❷−2:三好を出し、南野がシャドーFWにあがる
というのがオモテの、私の所感。
少しマニアックに内側の所感も挙げておく。
▽所感2
●リストから分かる通り、指揮官は選手の「置き換え」意識が全てで、戦略のアタマは今回もない
●どのみち日本はスカウティングしやすい
●そもそも日本には「偽サイドバック」等、攻守のスライドさえない。流動性に欠けて久しい
●とっくに3バックの構想すら捨てている
●故にサウジは日本のクラシックな〈4バック固定幻想〉に「わざと2トップ」当ててくるかもな
●ビルドアップ含めDH遠藤と守田の出来が全て。サウジの守りはオマーンのように中央を固め鎌田・大迫へのクサビを排除するはず。サイドはある程度捨てるだろう(って、いつもの日本戦セオリーよ)
●一方でサウジの攻めは、サイド攻撃。長友と酒井の出来を序盤で試し、弱い方を攻めるはずだ
このように出た。さあどうなるだろう!
翻って日本の攻撃を想う。サウジ戦。
●日本の攻撃を鑑みるにどう組むつもりだろう?
●調子を落としている大迫
●調子を落としつつある鎌田
●南野と堂安のサイドアタック頼りか。水物だな
●仮にサイドからクロスして、中に何人居る?
●彼ら4人でどう崩す? 敵も黙ってはいない
●酒井と長友は攻撃参加だ。が敵もその裏を狙う
●控えに「流れをかえる」選手はいるだろうか
●ただでさえ、負けられない一戦。保守に振れる
●そんな中、今までの積みあげた真価がでる!
(あればでる!ということ!)
こう挙げていくと堅いスコアレスな試合が見えてくる。1−0か、0−1だ。
あるいは。
サウジがポジショナルトリックを前半仕掛け、日本が混乱している中1点献上。後半攻め疲れたところカウンターでやられ、0−2なんていう、そんな悪い妄想がないわけではない。先制点が必要だ。
ちなみに。
森保という監督は先制された試合には勝てない。それはサンフレッチェ監督時代からずっとそう。
ホント「なり」の人、勢いの人なんだぜ? 試合中、形勢を立て直せない事はデータに出ている。
ここにヤバすぎる記事をシェアしておくよ。
読んだ? 記事読みましたか?
先制された試合はね、
勝ち点率 11% だよ。
恐ろしい数字ですよ。
もしサウジが先制したら——?
目を閉じた方がいい。
彼が監督である限り、先制点絶対主義だわ。
いずれにせよ、渋い戦いになるだろうね。
さて実際はどうだろう。
もちろん応援する。
しかしその勝敗以上に「プロセス」を愉しむ。
オモテもウラもなく。
言葉の通り、ホント愉しみな試合は10月7日!!