わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

2022カタール大会アジア最終予選 2

上記が、前回オマーン戦後の記事。
(今回の予選は、シリーズ化必至だ)
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10月の最終予選。サウジ戦と豪州戦。
彼らは強いだろう、本当に愉しみだ。

ここでこけると本当に後がない「森保JAPAN」。
このほどメンバー発表があった。
世論では「メンバー選考が保守的だ」などと叩かれているが(なぜか勝手に)森保氏を弁護すると、



「誰がだれのバックアップか」



如実にわかるんだよね。・・って弁護したところで保守的なんだが(笑)、リストを整理した。
怖く、冒険しない指揮官はこう選んでいるよ。


DF

吉田麻也 CB
冨安健洋 CB
長友佑都 左SDF
酒井宏樹 右SDF

植田直通 CB(バックアップ)
板倉滉  CB(バックアップ)
中山雄太 左SDF(バックアップ)
室屋成  右SDF(バックアップ)
橋岡大樹 右SDF(バックアップ)※若手枠?

MF

遠藤航  DH
守田英正 DH
南野拓実 左SH
堂安律  右SH
鎌田大地 IH(シャドーFW)

柴崎岳  DH(バックアップ)
田中碧  DH(バックアップ)
原口元気 左SH(バックアップ)
浅野拓磨 シャドーFW(バックアップ)
三好康児 IH(バックアップ)
伊東純也 右SH ※サウジ戦出場停止

FW

大迫勇也 CF
オナイウ阿道 CF(バックアップ)



ね?
キレーイにちゃんとバックアップでしょ?
誰がだれの「控え」か一目瞭然なんだよな。

そのうえで以下、所感を述べておくよ。


▽所感

そんな訳で「」というメッセージ
SDFのバックアップ:室屋橋岡で迷って「二人選んだんだろうな」と推察できる
サウジ戦右SH伊藤純也の出場停止が痛恨
堂安がこけると手薄感バリバリだが以下を想定

〈サウジ戦:堂安がこけた場合〉
原口を右で使う
❷中盤を4枚のボックス気味にして
❷−1:浅野をシャドーFWとして出す
❷−2:三好を出し、南野がシャドーFWにあがる


というのがオモテの、私の所感。
少しマニアックに内側の所感も挙げておく。


▽所感2

リストから分かる通り、指揮官は選手の「置き換え」意識が全てで、戦略のアタマは今回もない
どのみち日本はスカウティングしやすい
そもそも日本には「サイドバック」等、攻守のスライドさえない。流動性に欠けて久しい
●とっくに3バックの構想すら捨てている
●故に
サウジは日本のクラシックな〈4バック固定幻想〉に「わざと2トップ」当ててくるかもな
ビルドアップ含めDH遠藤守田の出来が全て。サウジの守りはオマーンのように中央を固め鎌田大迫へのクサビを排除するはず。サイドはある程度捨てるだろう(って、いつもの日本戦セオリーよ)
一方でサウジの攻めは、サイド攻撃。長友酒井の出来を序盤で試し、弱い方を攻めるはずだ


このように出た。さあどうなるだろう!
翻って日本の攻撃を想う。サウジ戦。


●日本の攻撃を鑑みるにどう組むつもりだろう?
●調子を落としている大迫
●調子を落としつつある鎌田
南野堂安のサイドアタック頼りか。水物だな
●仮にサイドからクロスして、中に何人居る?
●彼ら4人でどう崩す? 敵も黙ってはいない
酒井長友は攻撃参加だ。が敵もその裏を狙う
●控えに「流れをかえる」選手はいるだろうか
●ただでさえ、負けられない一戦。保守に振れる
●そんな中、今までの積みあげた真価がでる!
(あればでる!ということ!)



こう挙げていくと堅いスコアレスな試合が見えてくる。1−0か、0−1だ。


あるいは。
サウジがポジショナルトリックを前半仕掛け、日本が混乱している中1点献上。後半攻め疲れたところカウンターでやられ、0−2なんていう、そんな悪い妄想がないわけではない。先制点が必要だ。

ちなみに。
森保という監督は先制された試合には勝てない。それはサンフレッチェ監督時代からずっとそう。
ホント「なり」の人、勢いの人なんだぜ? 試合中、形勢を立て直せない事はデータに出ている
ここにヤバすぎる記事をシェアしておくよ。




読んだ? 記事読みましたか?

先制された試合はね、




勝ち点率 11% だよ。




恐ろしい数字ですよ。
もしサウジが先制したら——?





目を閉じた方がいい。






彼が監督である限り、先制点絶対主義だわ。
いずれにせよ、渋い戦いになるだろうね。


さて実際はどうだろう。
もちろん応援する。
しかしその勝敗以上に「プロセス」を愉しむ。



オモテもウラもなく。
言葉の通り、ホント愉しみな試合は10月7日!!