わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

タスオビの嵐


ああなんか 更新しなくちゃ 交信を



毅覺(まちかど川柳選)



というわけで。
なんか更新しとこう、ということで、そういう時は《MONOマガジン》的な話題をカマすわけで。
困ったらMONOですよ、ええ。テッパンですね、MONO。ええ。
そして賞味期限も浅いんだけど。ええ、ええ。
というわけで、まずこちらから。


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どかーん。ほら。ね?
見れば見るほどヒン曲がってるっしょ? すごいっしょ?
これが5年連れ添ったわがノートPC、MacBookエアの最後です。

これはね、8月末の話。
それもクソ忙しい撮影の前日。明日撮影だっつってんのに大破。 それもただ《バッグをエスカレーターに置いただけ》だからね。それがこうなった。 一応説明すると、駅を移動中のオレはPCの入ったバッグをエスカレーターで端に置いたんだよね。そしたら


ガガガガガ!


ガガガガガじゃねえっつーの。なんだこの異音!とは思ったが(まさか)バッグの中でこうなっていようとは思わないじゃない? 家までノホホンと帰るじゃーん? んで!スリーブケースから抜いてみたらこれですよ

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繰り返すが、バッグを下に置いただけ、だからね。泣くに泣けない、とはまさにこのことね。
データ復旧を業者に頼むことは「やった過去」もありその高値に検討さえせず、ひたすら影響範囲を考えた。
ナニが失われ、明日のプロジェクトにどこまで影響あるのか・・・と。そしてこの状況を——、とにかく明日の側近にだけはこの《オオカミ少年の末路》のようなことを、言わざるをえない事にもほとほと切なくなった。

「すみません、ノートPCが壊れてしまって・・・ええ、いや、エスカレーターにですね・・・(以下省略)」



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そんなわけでここからがMONOマガジンです。
今日のお題は、アップルノートPCだっ!


MacBookエアさん。何年選手?ってはなし。
11インチ。これはかなり、かなり重宝した。使い倒しましたねー。2012製かな?
いや、ほんと使い倒したから大破したとき、とても悲しかった。

アップルさんは、このMacBookエアが《傑作》だったことに気づいているはずだ。
だから注意深く、液晶のスペックさえ彼らは上げなかった。現行モデルでもフルHDですらない。むろんCPUはコアデュオとかなり「弱い」が、重い作業をやろうとも思わず(ってこれで試写ダシもしたけどw)、とにかくモバイルとしての取り回しにスーパー優れていたのだ。かつ11インチのこの《軽さ》を知ってしまうと、もうMacBookプロさえ持てない、と感じたものだ。使い道・使いやすさ・使い広さという点で問題がなかった。


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さて、そこにきてこの大破を迎え、次期ノートの模索に乗り出した。
が、ここで問題が発生する。


ちょうどよくない


この自分にとってちょうどよくない問題
イマとして「せっかくだから、ちょっとパワーアップしたい」と欲が出るのも、人の常というものだ。
使ってて良かったからって、自動的に現行13インチのMacBookエアにしようとはオレもさすがに思わない。この2017年現在の《ちょうどいい》を目指したくなるものなのだ。で、くりかえす



ちょうどよくない



売り場で嘆息ボンバーだ。
まず MacBook なるフツークラスのノートがある。しかしこの、「しょぼさ」たるや。

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剛性はちゃちく、エスカレーターでなくともひん曲がりそうだ。
なんだか華奢なだけの女性(ひと)という印象。おっとこれはセクハラにあたるのかな
とにかく所有したいと思えない。 軽いが演算も非力。このマシンが自身から発するメッセージはこうだろう


割り切ってます、私


そんな夢のないこと言わんでくれよ?
そんなPC持たせてくれるな、アップルさんよ(←完全なる被害妄想)。しかしこう返答されそうだ。


アップルさん「わかったわかった。じゃあ、MacBookプロにすればぁ?」(鼻ほじって棒読み)


でもさー、そんな棒読みで言われちゃうとさぁー(うぜー)、以前17インチの所有者としては新鮮味にかけちゃう自分が居るわけじゃぁーん?!(超うぜー) たしかにテッパンさ。MBPならなんでもやれる。
ただしこのProラインも強烈な棲み分けがなされている。


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エア経由のオレとしてはもう13インチでいいという考えから入る。するとどうだろう。タスキに長し帯に短し。略して《タスオビの嵐》となる。総じてちょうどよくないのだ。まず手始めに13インチも「全部乗せ」のオプションもあるがべらぼーに高い。いや、このProライン、そもそも


そりゃノートに25万だせばヨクなきゃダメだろ


問題になっていくわけである。より本格的となる15インチモデルなんてさらに、の世界。
たとえばソニーの一眼カメラでA7やA9シリーズがある。コンパクトでテクノロジーが凝縮されているが、それが40万オーバーだと、じゃあナニをどう撮るために買う? となるだろう。その気構えと一緒である。
あるいはもう充分売れていて、高くて有名な俳優を使うのか、そうではなく、誰に賭けるのかに似ている。



いいとこ突きたい



自分の中のミッションとして、《いいとこ突きたい》があるわけだ。
安かろう悪かろう、でも、高かろう良かろう、でもなく、良い具合にイイトコを突くこと。
これは生き方でもある!w いや、ほんとに。みながMONOに燃えるのはそれが生き方を投影していることに薄々気づいているからだ。それだけナニでドウ満たされるのか、は現代にとって重要なファクターなのだ。



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あいぱっど、ぷろ、か・・・



そんなノート難民は《タブレット》の検討に入るのである。
しかしここで再び、タスオビの嵐をくらうのだった。このあたりは、もうこう書いただけで分かる人は分かりそうなトピックなのだが、気が向いたら続編を書こう。
とにかくオレは、まだノート難民を続けている(10月現在)。 やれやれ・・・