秋になると・・
なぜこうも疼くのだらうか
物欲シーズンが到来しました
この季節は
どうしようもなくアップデート記事を書く。
●M1 MAXの魅力
2年前、19年までのMac使いの映像関係者は
「マシンスペックに甘んじて
自分にだましだまし、編集してた」
はずだ。
4Kに耐えるスペックをもてない中(それはMBPであれ。スーパーカーMacProでようやく運用可能みたいな)、それが去年の今の時期、
M1チップ
の発表で形勢が一気にかわった。
その上で、M1 MAXチップ搭載のMBPが出た。これで、APPLE信者の腰回りは安定したはずだ。
今回は世の動きに「迷いがない」印象さえある。
みな今回はM1 Max一択だ。それほど今までMBP使いの映像関係者はストレスを溜めていたのだ。
オレも・・正直めちゃ欲しいよ。笑
●ワンブレインの利点と言い分
M1の誕生は合理的な観点で看ても面白い。
Windowsが「CPU・チップセット」と「GPU」というマシンのメインリソースを複合他社の策定で行ってることのデメリットを一気に突いてきたから。
Mac「うちらワンブレインで未来作りまっせー」
Mac「自社一貫だからボトルネックないしー」
と。さらに言えば・・
「てかIntel にしばらくずっと頼んでたけどさ・・
彼らができないこと、正直できるもんよー」
などや・・・
「AMDさんあのさ、頼んでたチミんとこのGPU。
いつも設計だめじゃね? チミ、もういいよ」
というAPPLEのクールな叫びすら感じるんだよな。
あいつらショボいんだよ、うちらでやるわ、と。
それが「M1 Max」として結実したように想う。
内蔵GPUコア、32個ですよ。
まさにワンブレイン思想。技術力の自信も伺える。
サードパーティAMDにまず喧嘩売ってるし、CPUで言えば、Intelは言うに及ばず。
●Intel の凋落とPCI 5.0
実際、Intelの凋落は目に余った。
去年発売の11世代コアも製造プロセスは10nm。
AMDもAPPLEも7nmという細かいプロセスを完了させてきているのに、だ。そんな長年の技術力の問題がかなりIntel を窮地に立たせている。
APPLE信者がいるようにIntel信者もいるわけで、誰を敵に回すわけでもないが、そんなIntelの凋落は、確実にあったよ。
(かく言うオレも、去年はWinへの移行に踏ん切りはつかなかった。寸でのところでM1も出るわで)
そんなIntelは、このほど12世代のCPUを発表。
製造プロセスは10nmと据え置きだが、面白い「未来的」アップデートをしてきた。それが、
PCI EXPRESS 5.0
の採用だ。
表にあるように、爆速スループットが約束される。
もちろん今のところ、4.0がでたばかり。PCI 5.0仕様のGPUなんて、ない。当分あるわけない。が、
「これって、
PCI3.0のグラボ2枚刺したらどうなるの?」
というワクワクが、オレの中でとまらんのだ。
つまり、PCI 3.0の「x16」相当が、
PCI 5.0で「x4」同等であり、PCI 3.0グラボなら
2枚、刺せるんじゃね? 能力低下しなくね?
というニッチなロマンである。
レーン数の限られるコンシューマ向けCPUでもいけるんじゃん?、という「デジタル仮説」である。
設定で「x8」x2機のマルチGPU組んでも、PCI5.0規格でx8は64gスループットあるんだから。
むろん確証はない。
PCIは「下位互換」というだけで、x16のロングボードは規格の数字に関わらず排他仕様があり、能力低下するのかもしれない。そこはわからん。
でも「アリ。そう」な仮説だと想わない?
つまり、規格の【完全な裏技狙い】だ。
●M1 MAX か 人柱か
Mac 引き継ぎでMBPにするか? それとも
新しい規格「PCI 5」の裏技に賭けてみるか——?
などと妄想が膨らみ中。
正直、M1Max搭載の新MacBookPro は高い。
もしこれをメイン機にすると「メインがノートPC」となる。で、・・それは「やったことはある」。
12年前の17インチMBPがそうだった。あの時は本体の「熱」にかなり注意したなぁ。それくらいノートがメインは心許ない、と言えば、そうなの。
それに、なんやかやと組むとノートで50マンコースだ(そのかわり快適編集は確約済みだが)。
で。
そのお値段でなかなか面白い「12世代Intelデスクトップ」が組めるんだよな。
スレッドリッパーProもギリいける価格帯だし。
うーむ
・・・。
え? なぜなんだって?
なぜ、そんなに天の邪鬼なのかって?
それはね?
わが家に「TITAN BLACK」が2枚あるからだよ。
笑。
こいつを2枚挿してみたい。
ただそれだけにして充分な、そんなロマンですよ。
(知ってる。GTX1080を2枚刺したところで3070に届かないことくらい。だからロマンだってば)
●PCI 5.0 が示す未来
さいごに。PCI 5.0 の登場で、
「今後、GPUも小さくなる」
という未来は見えてくるよね。
なぜなら「x4」で前時代のx16パワーだから。
PC自体もLow Profile化がより進むだろう。
で、メモリも「DDR5」が登場したわけで。
これも一気にヘルツがあがったねえ。
あとは発熱問題は時代の常にあるが、なんかその辺も、そのうち解決してしまうのかもしれない。
APPLEも次の「M2」はPCI 5.0を組み込んできて、DDR5で、またギュンギュンするんでしょう。
AMDもまたしかり。
キリのない話だ。
以上、
来年も同じようなこと言ってそうだから、
カンタンに妄想MONOマガジン、これにておしまい。