わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

オレ・ポケティ、日本への提言

しっかし「おにくけん」。
2兆ドルと「おにくけん」があった場合。
どっちにセンスと大胆さがあると思う?


嗚呼・・。極めてむずかしい問いだよ。
いやだってだよ? おにくけんが政府発行券なら相当時代の先行ってるんだぜ?
政府発行券を駆使するならもっと「センス」を出しなさい。安倍晋三券なんかどうだ?
どこでも使えるマイティ券。略して「アベマ」だ。これは、半ば本気で提唱したい


と前回書いた。

そんなさ中、経済学者オレ・ポケティが緊急来日。
このほどロングインタビューに成功した。
本誌独占取材である。

「オーケー。ニホンノコト デスネ?
 ワタShit 二、カンガエガ、
 Hurry Mustle? No、No、アリマス!」

以下は今回のセッションで得た、
オレ・ポケティによる大胆な「日本への提言」
その要約版であるーー。


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上)経済学者トマ・ピケティ(本誌とは全く関係ない)



政府発行紙幣を駆使せよ

米国の2兆ドルに対抗し、日本政府は

200兆アベ紙幣を
発行し発動する。



緊急事態下として、政府は二百兆アベマネーの流通を。とポケティは唱える。
そしてこのアベマネーの大前提。それが、


日本銀行券ではなく、政府発行紙幣である


つまり、


・国際通貨である「円」のインフレなど
 為替変動には左右されない

・用途は日本国内に限る


とポケティは語った。
もっとも海外など「小学生か」と相手にさえしないだろう。で、それでいい。と彼は豪語する。
なんたってモギリだからだ。



◎国内・期間限定モギリチケット

・事実、学園祭のモギリなのだ

日本学園にのみ、それも一定期間しか
 通用しない通称「アベマネー」
 日本による、日本のための《地域通貨》である


用途は!?と本誌は食い下がった。


・国内のあらゆる全ての価値の転換


だと言う。


・あらゆる国内のすべてに換算レートを敷き
 アベマネーで取引する。


なのでその発動期間、円とアベマが同居する。円の紙幣はどうなるのだろうか。


・「円」は扱わざるをえない対外金融、
 資源、製品の輸出入業


これらは円を扱うことになるだろう、と。
つまり円は対外通貨の様相となる。また、


・アベマネーは優先的に消費されることになる
 なぜなら【期限付マネー】だからだ


ポケティは続けた。
まさに「緊急事態」時の政府発行紙幣である。
「円」とレートを通じ国内の信用を等しくする(必要がある)が、有事の一定期間を終えたのち、


・政府による換金は【大幅目減り】するものとし
・また発動期間中の兌換もできないものとする


こうすることで我先に消費しようと
循環は活性化する。

さながら期間限定のババ抜き?
ーーそうかもしれない。最後に持っていたくはないだろう。

だがそもそも「配給」であり「生命の補助」。
巡り巡るアベマネーによって《モノ・ヒト・食・サービス》がまさに地産地消で活性化する。
完全な「ひきこもり/地域通貨」である。大量200兆アベマネーを発動し、全国民に支給する。
学園祭のモギリは家に持ち帰らない。同様に飽くまで「使い切ってもらう」為のアベマネー。
受け取る売り手も、それを使って今度は買い手になればいい。と言う。
(まあサービスの中には風俗など嫌がる業界もある。目減りする価値にとても身体は張れないと「アベマお断り」を出すだろうがね)

まさに大胆な提言だ。しかし
これは完全鎖国状態、ロックロックダウンダウンの、国境封鎖時にまさに有効ではないか?
本誌はポケティの言葉に耳を傾けた。



◎賃貸・負債・M&A

で、これらがもっとも肝要な項目だが・・
と彼は付け加えた。


・M&Aによる企業買収行為は一定期間凍結する


株による買収などこの期間に関しては凍結。東京取引所は政官相場として制限を入れる。
なぜならただでさえ今、コロナの大打撃にかこつけた海外メガファンドによる「乗っ取り」光線がエグいからだ、と彼はまくし立てる。つまりーー円の活動をおさえる!

・国内の円の貯蓄、
 あるいは円の負債も現状でほぼストップ

これは、

・全国の町金闇金大家に至るまで負債ストップ
・あるいは賃料(円)半額減額の義務化


まで含むと語った。
飽くまで円で取引の場合「半減額を義務化」する。
最後の条項はしかし、非常に大事な点である、とポケティは語る。



◎賃貸に集約される経済危機

本誌も、それらは感覚としてよくわかる。
先日新宿のルミネビルが今月のテナント家賃の減額、という英断を打ち出した。・・が!
そんなホトケのような大家奇跡だからだ。

多くの大家はこの時期黙りこみ、鳴りを潜める。
がしかし、しっかりと家賃をもぎとるだろう、どんなにテナントの売上は落ちようとーー。

ここに「統制管理」を敷く。

なぜなら! 統制をかけないと「善意」など、彼らには持ち合わせる「用意」さえないからだ。
今は優良店さえ、お客が入らない。ーー放っておけばどんな店も倒れてしまう。
一方「大家」は?
たとえ家賃が一定期間「半減」したとして、彼らが十分にリッチな金持ちであることに変わりはない

 

なにも飲食界だけではない。オフィスはビルを親に持つ。この「持つもの」との差は歴然だろう。
大家には政府権限で理解してもらう。

は? 飲めん! オレら金稼ぐ為やってんだよ! 賃貸で生きてる土地持ちの何が悪いく◎が! そもそもこんなママゴト絶対反対だ!

という猛反発は当然予想できる。
まさに「金」という宗教の狂信者たちである。

 


・・ってごめん。・・とポケティは笑う。
「私も大なり小なり信者だ。」と付け加えた。
しかし、と再び語った。


「しかし、結局インカムのない場合
「賃貸」がもっとも切実な状況になるわけだ

 そうだろう?」


つまり食と住の「住」の部分。あるいは店・オフィスのテナント。これをまもる政策である。
むろん貸家の腹もあろうし、すべての拝金主義者のモヤモヤもあろう。
その点オレ・ポケティはどう考えるのか?



◎賃貸イシューを放置すれば有事後の分布図は激変する


有事にかこつけて
なんか全部都合いいこと言ってね?


本誌は彼へのつっこみを忘れなかった。
しかし深呼吸して考えてみてほしい。と彼自身が呼吸を深くついた。
おおジャポネよ


「貸す側は借りる側あっての存在ではないか?」


それに「キャッシュフロー」とは、
そのキャッシュに価値があるときに限るではないか。と、彼は江戸弁でまくしたてた。


ハイパーインフレおこしてみ?

そん時ゃ大家のあんたもボカン。爆発だな?

あんたの金も台無しになっちまうぜ?

それにこの有事のどさくさによ?
メガファンドが日本を買い占めちまうな?

それ、どうまもるの?
蜘蛛の糸って小説ぁ知ってるかい? こういうときゃな、欲の皮突っ張らせたって仕方ねえやな?


とってつけたような江戸弁でこう言うと
オレ・ポケティはパイプを燻らすのだった、
ーー有事にかこつけて。

今ニュースなどで語られる「夜の店」だの「カラオケ屋」だのその全ては「うわもの」の話だ。
本質的ではない。惑わされてはいけない。
とポケティは語る。


本質は「賃貸」関係にある。


店は営業を自粛しようが毎月の賃料を払わなくてはならないからだ。(あたりまえ?どうかな)
彼ら、いや、すべての我々の根っこには「賃貸」という本質(負債)がある。
家はもとより、オフィスはビルに、ビルは土地に、土地は所有者に紐づいている。(当然だが)
緊急事態時にはこの構造にメスを入れるべきだ、とポケティは冷静に伝えている。

政府が「統制」をかけ、大家を説得し抑えなくては倒産は続くだろう。
常識に囚われていればこのコロナ有事が終わった時、街は様変わりすることも必定である。

先に言ったように、
その「空洞」を狙うのは誰だろうか?


ポケティは口角を上げると
それ以上を語らなかった。



◎ロングインタビューはつづく

誌面が尽きつつある。

・アベマネーの偽造とアベアベ詐欺
・デジタル通貨にするべきか
・デジタルにせよ紙幣にせよ造幣準備が必須


というトピックをこの後も語り、また

・自給自足と資源の問題
・そして、GAFAの問題


などの視座も語った。
オレ・ポケティとのやりとりは数時間に渡った。
その全てをここに書けない。
が、お互いの意識がさすがに朦朧となりボケーとする中、私は彼を試すようにこう訊いた。



「あなたは社会主義者共産主義者なのか」



彼は私の顔を看ると「いい質問だ」と呟いた。
そしてこう言うと、笑うのだった。



わたしは 皆と
ワクワクするものを共に 産み出したい
それから社会に いい影響を与えたいとも願う
その上で 自由な者に憧れる


そんな意味なら 共産社会自由表現主義者だよ




〜オレ・ポケティ 日本への提言〜
おしまい