わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

機材トーク:2018秋

ぐわあああぁぁああ!



ぶ、BUTSUYOKUがぁぁああ!!



あうぅぅぅううううああああ!!!





ブシュッッッ!

(太腿に畳針を刺す)






ハー、ハー、・・ハー・・・





物欲が・・とまらん・・

ほしぃ・・・ほしすぎる・・・

なにがって・・・




新しい機材が欲しすぎる・・・




じゃ買えよって・・? フ、フハハハ!!
先立つものがねぇ・・・。
肝心要なとき、先だって逝くものさ、それはな・・いまかっこつけてるが、全然きまらん・・
いかん・・いろいろ欲すぃ・・欲C・・




FS5IIアルファ7IIIGH5s・・・




ムービー機材がほしすぎる・・ん?
アルファ7もGH5もスチルカメラだって?


チミは寝惚けて言ってるのか・・


ハー、ハー、・・ハー・・・
まあいい。オレは端からミラーレス機を《動画用途》としてしか捉えちゃいない・・久しぶりに・・、超久しぶりに、こっち系の話をどっぷりしたくて、






うずうずするわぁッ!







カハッ!(吐血)








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ソニー ILCE-7M3

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パナソニック DC-GH5S


パナのGH系ソニーアルファ7系
これをどれだけの期間検討したかわからないくらいだ。さながら《ココ》でファイナルカット7の後継を探したように、同じ純度でカメラに対してもめちゃ時間かけて検討しまくっている。

言っておくが、オレはけっこううるさい。(って知ってるか。) うるさいオレの中のオレが「シックリくる何か」を求めウズついているのだが、一応こっち系のリテラシーを計るに、この写真を見てもらえばだいたいの「こだわり」はわかってもらえるだろう。



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はい。デン、と。
こんなリグ組んでるヤツだ。そりゃうるせえ。
テーマはちゃんとある。「個人ワンオペ仕様(=インディ)、極力リーズンプライス。どれだけ制作の必要充分に迫れるか–––それもグッドセンスで」と。

むろん録音照明、それらオープンソースにもうるさい。一時、機材をひたすらNYのB&Hから仕入れてたとき、管理局(あれはどこだったんだろう、関税局だろうか)から確認の電話が来たくらいだ。これ個人使用って? 要するにうるせえ、オレは。


▼うるさついでにオープンパーツで作ったチャリもあるよ。これを読むとうるささが余計に沁みる。笑





でもこのブログではこっち系の話はしてない。
理由がある。サッカーなどスポーツと一緒だ。
賞味期限が浅いんだ。

ガジェット系やMONOマガジンは賞味期限が浅いから、明日にはすぐ更新されてゆく。
電気信号的刺激には富み、その時分は気持ちよくなるが、気持ちよくなる、だけだからだ。
カメラ、機材、なんでも結構だが、それを使った「手前の作品見せて観ろ」は通底にある。やれ実機レビューだとか、使用レポート。そんなのぶっちゃけお世話になりまくりだが、最終的にはそのツールを使って《何を創るか、伝えるか》でしかない。もちろん機材は夢も積んでいる。大判センサーが当然の時代なんて、10年前でも夢のようだ(5DマークIIがまさに10年前だからな!)。好きだ。好きだが、その「辞書・おきて」は常に横にある、ということ。





でもに〜
ほすぃよ〜




2018年。だいぶ機は満ちたと思う。
アルファ7III、そしてGH5s、と完全に揃った。
(なおキャノンはいつしか殿様になってしまったので、ほとんど追ってない)



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パナソニック
GH55Sは、野心的でグレイトなカメラだ。
しかし、パナ陣営はマイクロフォーサーズ規格から(政治的にも)抜け出せない上、アルファ7IIIの登場は痛恨だったはずだ。EVA1というEFマウント使用の大英断を下した最新ムービー機はあるが、オレはだいぶ、ソニー陣営に傾いている。《大は小を兼ねる(センサー面)》ということもあるが、
結局のところ、レンズである。レンズにどんな選択肢があるかがキモなんだ。





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E PZ 18-110mm F4 G OSS


ソニーEマウント。SELP18110G。
こういうのを出すからソニー素敵なんだ。スーパー35サイズで 27—165mmをカバーする。完璧。
F4? 充分だよ。レンズとして唯一無二だ。ゆえに高いがシネレンズとしては遙かに、はるかに安い。
「通し」であることは重要だがF4以下なんて別にそこまで興味ない。それよりどこまで引けて、どこまで迫れるかだっつーの。カチっとしたプロジェクトには単レンズを借りりゃそれですむんだから。

それにボケ量は、飽きる。

人間ふしぎなものであんなに「ボケ」に焦がれてたのに、やりこむとパンフォーカス(全てにピント)気味にカッチリ撮りたくもなるものなんだ。
しかし「ここぞ」という表現もまた必須。しかしF4、これが欲しくかつ充分だ。ISO感度6400-8000でちゃんと撮れれば、大抵のナイトシーンも問題があろうはずがない。今は12800から余裕でいくんだから。(なんて事態だ。)



話をレンズとセンサー、ライバルのパナに戻す。
ただでさえ、センサーサイズで負けるマイクロフォーサーズ。それも本家パナソニックがレンズ分野で《ゲームチェンジしない》こと。これがよくないんだ。


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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO


たしかにZUIKOレンズに、F4通しの12−100(35ミリ換算24−200)というキラーレンズはある。

が、それこそF4問題だ。矛盾はしてない。

センサーがフルの半分であるフォーサーズ規格は、35ミリ版の2倍(実質F8相当)、APS-Cの1.5倍(F5.6相当)程度に、それこそボケない。表現の幅としてそのことは勘案に含める。当然だ。
マイクロフォーサーズ陣営は、もっともっとキラーレンズを出すべきなんだよ。ぜったいに技術的には可能だから。センサーが小さい分、集大成的ズームレンズを作れるはずだが、やろうとしない

そこがいつも踏ん切りつかない、パナさん。

このZUIKOレンズも、F2.8通し(35ミリのF5.6相当)なら迷わずGH系に走っている。あと一絞り、足りない。そういう野心的なレンズの登場が本当に必要だと感じる。
ちなみにフィルター径が95ミリでも、重さ1キロ越えてたって全然いい。本家アンジェニューのプロ用シネズームに比べたら、遙かにはるかに軽く安価で小回りが効くんだからね!

改めて付言するが、スチル表現についてのトピックではない。写真ではレンズを小さく、軽く運用できるマイクロフォーサーズはたしかにいい。
が、GH5のコンセプトって一体なんだよ?って話だ。
ムービー畑も唸らせたいんでしょう? そうである野心的シリーズのはずなのに、肝心なレンズ群が「いつまでも」足りない。

これは《頭隠して尻隠さず》、半端な事態だと気づいた方がいいと本当に思うよ。

ソニーはそこにちゃんとパッチを当ててきている。それが上記のレンズだったりするわけで、そういう「トータルな思想」を(オレのような)ウォッチャーは常に生温かくジットリ見ているわけ!




そんなわけで・・・




今はソニーに靡(なび)く。a7IIIと動画専用機 FS5II
小さくミラーレスか、まとまったムービー機にするか。


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PXW-FS5M2


FS5 だとムービー機だけに、まあ普通にドカーンと値がいっちゃうわけで「哲学」に抵触する。笑
でも《必要充分》なんだよね・・
ミラーレス機に、リグ形式で「アト乗せサクサク」するっていう方が断然自分の好みなんだけど・・・FSシリーズは筐体として「完成している」。しかしなぁ・・こんなが100万以下で買えちゃう時代なんだよなぁ・・・





カハッ!(吐血)





グサァァァア!(畳針)





すっかり自分の懐&ない袖を思いだしてしまった。いい気分だったのに・・・。

今のオレとしては慎ましく、アルファ6500の後継機の登場でも待とう。ちゃんと働くなり。

 

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がんばりまーす。上記作品については《コチラ》。






▼追伸>リグ研究家として、ひとこと。

最近「15ミリロッド」は微妙だ、と感じている。カチっとズレず堅牢Sturdy(頑丈さ)。この信頼がやはり必要だ。撮影のプロがなぜ《19ミリロッド》を使うのか、今となっては痛感もする。
正確には15ミリロッドにつけるパーツの話。
1/4ネジとそのパーツの大概が「一点固定」で脆弱すぎるんだわ。特に回転軸には「二点固定」以上が必要だよ。(ってなんのこっちゃ、でしょ?w)
だからARRI社が、ロゼッタという規格を作ったことも、痛いほどよくわかる。それに、NATO RAIL規格の存在も正しい。これらは全て接触する「面積」の広さについて、言っている。


パーツ同士の「接地面」の揺るがなさ。
この闘いは深く、同時に必要なんだ。



そう思うといよいよそんな接地面なんて一切関係ない「完成品」のFS5に傾くんだけど・・・
オープンソースって哲学好きなんだよなぁ。



吐血。



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