わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

梅雨の意味をしる

庭には立派な梅の木がある。
今年はじめて「梅雨」の意味を知るのだが、その梅の実でジュースを作ったという話。
で、梅雨とは、だが、



梅雨入りとは即ち、
梅の実の収穫時期を指すのだった。



30年以上日本人をやっているはずだが、はずかしながら今年はじめて知ったのだ。
梅雨とは「もう梅が採れますからね、そんな雨の到来ですよ」という粋な言葉なのである。

5月の末にはもう充分青くなった梅をもいだ。
多少は赤くなってるほどだった。十分な量とれたので、4リットルの瓶を買い、氷砂糖につけてみる。調べてみると、瓶をゴロゴロ転がすらしい。
で折に触れて、ゴロゴロ転がしてみた。ひと月が経ち、先週、いよいよ瓶を開けた。

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琥珀色でイー感じなのだった。
最後はコーヒーのフィルターで漉して煮沸させる、念の入りようさ(煮沸時、ふきこぼしたけど)。

はじめて作って、はじめて口に入れるときって、なんだってたまらないものがある。 スッペェー!
超濃厚かつスッパく、5倍くらいに薄めてちょうどよい、梅ジュースの完成だ。
この甘酸っぱさに「夏」の印象を強くもつことができた。
「風物詩ってよく出来ているな」と感心する。



今日、海の日におとなりさんにお裾分けしたりして、オレってなんてイイ人なんだ、とも思った。
とにかく、こうして庭のモノで作ると、ジュース一つでもありがたみというモノをずいぶん感じてしまう。自家農園的なコトにハマる人の気持ちが少しだけ、わかった気が、するのだった。