わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

足をつかうアゲイン

徒然日記


◎もはやライフワークか
シンシアリー。心からお伝えしたい、


痩せなくなった、と。


経年変化といえばそれまでだが本当に体質的に痩せ難くなってしまい、そうかと言って手をこまねいてもなんだ、とあれこれジタバタしている(ジム通いも「半年の壁」をこえ継続中だ)。


その一環が「おさんぽ」


まあとにかく「足を使うアゲイン」である。文明の利器クルマを極力使わず、足バックアゲイン。
気分的にもバックさせて「学生時代」を想ってみる、的気運もキモだ。以前はひたすら剛脚だったわけでそれを思い出す。機材とかなんでも電車で運んでたんだし。言えば小田急線を新宿から箱根湯本まで歩いたことさえあるんだし。(中学の頃。4日掛かった)

一駅レベルの用足しは徒歩で済ます。
この副産物としていいのは、クルマがいい時


クルマに乗る理由が出来てテンションブチ上がり!


になること。よし今日はクルマだー!と浮かれる。
一番自分の中でギロンするのが「買い付け」時だ。
一駅レベルのキョリ移動ではあるが大型スーパーに食料を(大量に)買い付けるとき。
これは修行か? 買い付けはさすがにクルマだろ?
となる。修行モードも使いようだ。


◎今っぽさとアナログの融合(?)
たとえばウーバーやピザの宅配とか、ある。
で、今は「お持ち帰り」だと割引とか、ある。
その界隈も「足」の一計を図った。


「ネット注文して、散歩で取りに行く」


そんな、今っぽさにアナログの追加トッピングだ!
その日は「ポイントが失効しますよ」なんてメールが届き、松屋が視線にあがってきた。
じゃあ(今は特に牛丼ってクチではないけれど)、ネット注文してポイント更新しとくかあ、ちょうどいいキョリだし歩こう、と。そうなった。



松屋某店 1.7キロ



往復40分か。オレは弁当をネット注文し歩いた。



◎事件は復路におこる
往復40分。お弁当がある程度冷めてしまう・・そんな感慨は無視だ。その1食が少しぬるくなろうと、自分の運動の方が大切なのだ。

そんなことを考えながら夜道を歩く。
大抵ネット注文って出来上がり予定より15分くらい早くできてる事が多い。早めにお店に到着したがそんな予想はちゃんと的中しており、オレはお弁当をピックアップ。休むことなく踵をかえし、復路へ。すると少し歩き出したところ・・



ん・・・・ま・・まずい・・



オレは体に異変を感じた。
頭がボーッとし手足が痺れだした。こ、これは





ハンガーノックだっ・・・!





オレの中のケン・ワタナベが目を瞠りそう呟く!
・・・!
ハンガーノック! 血糖値の低下とエネルギー不足によるガス欠状態! ザ・「へとへと」である!
な、なんで!?
理由はともかく急速なハンガーノックに襲われチカラがでない! お腹もキューキュー言ってる!


◎ハンガーノッキング
こうなるとクルマでないことがやたら不利に感じられた。まだ1キロ以上ある・・普段はなんてことないのに、やばい、どんどんチカラがでなくなってる・・

牛丼の袋をぶら下げながら、その復路は真剣そのもの。ハーハー言いながら足取りを確かめるように歩く。当然のように汗が吹き出しまくっているが、完全に油断していたのでタオルはおろか、ハンカチすら持ち合わせていなかった。夜でよかった。汗ダラダラで歩くこの姿は闇夜で気付かれない位が丁度いい。途中公園に差し掛かり、



ここで牛丼食っちゃうか
食って栄養補給だ



と思ったが、それは止めた。
そんなの、完全な敗北だからだ! 持ち帰りの牛丼、家までもちませんでしたテヘペロ・・なんて敗北もいいとこだ! させん、させんぞー!と歩き続けた。
言うて2キロないのだ。滑り込むように家に到着。たまらず汗を拭い水分を摂った。



「あぶねー。なんなんだよ全く」



そう呟きながらも帰ってきたことに安堵した。
極たまに条件が重なると訪れるハンガーノック。むろん後から考えればその日ろくに食べてなかったわけだが、しかしこれはたいへん恐ろしいものだ。
その昔、引越しバイトやPVの現場など(自分主導ではない)重労働中になったものだが懐かしさなど全くない。いつだってハンガーノックは緊急事態なのだ。
しかしまさか散歩中になるとは思わなかったので今日は記した。なかなかの40分の旅となった。