「忙しく」ても、決して「心を亡くす」わけにはいかないのが演出業で、とにかくタフだったけれどイソガシジマンをするつもりもないなぁと思いもし、逆に心を引き締めなきゃなって思う。
また僕はこう思うようにしている。
その日その日、一日一日に自分にとっての天使がいるのだ、と。
自分にとっての天使が、必ず一日、一人ずついるのだ、とね。
その人は気付かないが、その日の天使なんだ。
今日のオレの天使は誰だったか、昨日の天使は、・・・・・・ああ、あの人だったのかあ、と思い返す。
たまに大天使に出会えたり、天使の群れに遭遇する瞬間すら、人生にはある。逆にもしかしたら、自分が誰かにとって天使になりえる瞬間もあるのではないか、という淡い思いすら芽生えたりするんだ。