わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

W杯北中米大会|日本代表メンバー発表

みなさんご存じの通り、W杯2026の日本代表メンバー発表が行われました。
私なりの感慨を述べたいと思います。
好き者の方、どうぞ。



◉メンバー表
公式には【DF】と【MF/FW】 表記のみ。
だが指揮官の思惑も判るので、整理するために細かくしてみましょう。
★・・は現在故障中
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【GK】
鈴木彩艶(パルマ/イタリア)
早川友基(鹿島アントラーズ)
大迫敬介(サンフレッチェ広島)

【セントラル専属DF】
谷口彰悟(シント=トロイデン/ベルギー)

【セントラル・サイド・ボランチ系DF】
渡辺剛(フェイエノールト/オランダ)
伊藤洋輝(バイエルン/ドイツ)
瀬古歩夢(ル・アーヴル/フランス)
鈴木淳之介(コペンハーゲン/デンマーク)
板倉滉(アヤックス/オランダ)★
冨安健洋(アヤックス/オランダ)★

【サイド専属DF】
菅原由勢(ブレーメン/ドイツ)
長友佑都(FC東京)

【DMF】
佐野海舟(マインツ/ドイツ)
鎌田大地(クリスタル・パレス/イングランド)
田中碧(リーズ/イングランド)
遠藤航(リヴァプール/イングランド) ★

【インサイドハーフ+ウィング系MF】
久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)
堂安律(フランクフルト/ドイツ)
伊東純也(ゲンク/ベルギー)
中村敬斗(スタッド・ランス/フランス2部)
前田大然(セルティック/スコットランド)
鈴木唯人(フライブルク/ドイツ)★ 

【ワントップ+インサイドハーフ系FW】
小川航基(NECナイメヘン/オランダ)
塩貝健人(ヴォルフスブルク/ドイツ)
後藤啓介(シント=トロイデン/ベルギー)

【ワントップ専属FW】
上田綺世(フェイエノールト/オランダ) 


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◉メンバー発表への感慨
上記、「細分化するとこうでしょ。」にて表したがそれくらい【ボリバレント】【ハイブリッド】布陣だ。
専属の職人ポジションは限られ、そういった限定的なポジションは1〜2名の選出に留まっている。
こういう処でもほとほと


サッカーは時代の合わせ鏡だな


という感慨を新たにする。
複数の職を、それもハイレベルでこなせる人材しか必要ないのだろう。すげー時代ですよ、ええ。


◆今年3月末の英国遠征ブログ◆

英国遠征メンバー発表 - わが心のBlog

英国遠征レビュー - わが心のBlog



肝心な選出具合は上記、英国遠征の二つのブログを観てもらえば分かる通りで、オレとしての驚きはなかった(三苫は残念だが)。このブログでも「ジョエルちま!お前もっとアピールせんと選ばれんぞ!」と喝だったし。唯一、



長友ですか?
(負傷中の遠藤で充分だと思うんだけど)
(その枠をジョエルに与えてくれよ)



はあるにせよ。まあすごいよね「メンターでがっちり固めるジャパン」具合が。
長谷部に中村俊輔までコーチ帯同する上、負傷で出場叶わずとなった南野も帯同する、と報道された。
このメンターが多い理由ものちほど少し考える。



◉指揮官のある意味の「らしさ」
英国遠征でうっすら書いた様に守田はアジアカップ後の采配批判が尾を引いたね。要するにね、


往年で言えば
ホンダもカズも
当然入れないジャパン



チームへの献身性絶対ジャパンであり、いかにもモリヤスらしい、ということ。ベンチでレギュラーじゃないと腐る人材はノーサンキューという明快なメッセージだ。(これは旗手も喰らっている)

むろん賛否、あるよね。
守田にしろアジアカップのベスト8敗退という不甲斐なさと「チームをよりよくしたい」という動機の進言だったろうし、旗手は純粋に「なんで自分が出れないのか」と訊いたにすぎないからだ。

それはあるが「じゃ自分が同じ指揮官の立場なら?」と考えたときの個性の千差万別に近い。
森保という人は最終的には技術が等しければ、その「人」を看るのが明らかだろう。とくに「腐るか腐らないか」。ベンチやロッカー(もっと言ってSNS)でどう振る舞う人材か、だろうね。
良い悪いは置いておくしヒトは無くて七癖。
要するにあの人物の怖い一面だし他も喰らってるわけで、実際の守田も旗手もオレは知らない。

弁護するわけではないが「いい守備からいい攻撃へ」の時点でチーム思想が「まず守備」なんだよ。
もうその時点で篩がかかる——つまり、献身性だ。それに攻撃陣と守備陣の軋轢やタレントターハイは日本サッカーの歴史のみならず、国際サッカーの歴史だ。どれだけのチームが崩壊したか知れない。

たぶんモリヤスが南米やフランス代表、レアルマドリーの監督なら発狂するにちがいなく、そして大して間違ってもいない。世界中にはもっと「ゼッタイ」の気のおかしい監督と選手で溢れているからね?

自分でなく、チーム。
(いくらうまくてもセルフィッシュは除外する)

当然の事だし、また世界に誇れる日本の献身性は現代サッカーの潮流とも相性が良い。無論そこに賛否あろうとも、そうコツコツと作ってきたわけだ。いや、そのムードをひたすら作ってきた。
この思想性が今大会に花開くか。
さあ、どうなるでしょうね?
ここは今大会の鑑賞ポイントですよ、見ものです。


◉守田ジョエル選外とDMF構想
ボランチ要員が確実に一つ足らず(つまり遠藤が不完全な場合一枚足りず)、それで「過密日程を耐えられるのか?」と発表直後思ったのだが、のちのち、そうか、と思い直した。ははーん、



ほぼ固定でいける、
と踏んだな



ということだ。よくよくちゃんと見渡せば、
過密日程ではない
のである。北中米大会のリーグフェーズは、ゆったりスケジュールが切られている。



6月15日 オランダ戦
6月21日 チュニジア戦
6月26日 スウェーデン戦



中5日、中4日、中4日。
現代の選手達にとってそこまで「過密」ではない。
つまり、リーグ突破が決定するまでは



佐野と鎌田
ボランチ絶対固定。




これだな、指揮官が思い描いてんのは——。
だからジョエルを呼ぶと「呼ぶだけ」になる可能性あり、なんなら田中碧はインサイドハーフで使えもする。し、トーナメント以降?


そんなの
ブラジルと当たるかもなんだし全試合博打だよ?
疲れていようが「佐野鎌田」だよ?


ってメッセージがメンバー表からわかる。
むろん「リーグ突破決定まで」であり第三戦で休むかもだが、佐野と鎌田に開始2試合を託す算段だ。
こういう合理的かつサイコパスな処もモリヤスっぽいと思うねえ。なるほどね、とオレは思ったよ。

極端で具体的な話。遠い先、「ベスト8」。
累積警告で佐野・鎌田のいずれかが出られない、という時初めて出動することになる。


「それまでの5試合3週間ベンチで耐えれますか?」


そういうことなんだろう。
少なくとも守田を思い描いたときの、森保の心境は。



◉実は多すぎた26という枠
ある意味「26人」は選出に多すぎたんだよ、彼には。
だから故障者も多数入っている、と言えるかも知れない。言えば往年の「18人」でも選べただろう。
メンターが多い理由もこれで推察できる。
それくらい、重要メンバーは固定するだろう。
特にボランチでの「不出場不和」を起こしたくない。守田・ジョエルには涙を飲んでもらう、と。

さすがに「ジョエルは連れてけよ!」と思ったがね。まあそれでもジョエルが「パサー」気質でイメージしきれなかったんだろうさ。彼がもっとドリブルアピールしていれば、なんだわ、オレとしては。
(これでパリ組全滅。なんなんだ五輪は。)

もちろん「インサイドハーフ・トラブル」はある。
が、ここは気合いだろうね。それにこっちは「不出場不和」というより「出場チャンス」でありポジティブな競争になる、と踏んだんだね。こういう処も残念ながら合理的なんだよ。



◉ファイヤーアタックを夢想す
モリヤスシグネチャーの「パルプンテ」。
ここぞの時の「ファイヤーフォーメーション」。
その人材もちゃんと仕込んでいるのが実に面白い。
たぶん火事場での


前田大然・塩貝・伊東純也
電撃カウンター3トップ!
作戦名:スリージャガー



とか、色々やってくるとおもうよ。
ドイツ、スペインを下した前回の「パルプンテ」。
なんたってスコットランド戦で5トップやってたからね。点を獲る!その時のパルプンテは見ものだ。
ボランチも「瀬古」と「板倉」は勘案に確実に入っていて、懸念のインサイドハーフも流動するはず。



「サッカー選手なんだからどこでもやれ!」



というパルプンテはイチサッカーファンとして実は「面白すぎる」んだよね、醍醐味が詰まってて。
個人的にはファイヤーフォーメーションで!


伊藤洋輝 左サイドバック
冨安健洋 右サイドバック


の4バックが観れたら、失禁するとおもう。笑
バイエルンの左翼と元アーセナル右翼!
それも、時限爆弾・電撃ファイヤーアタック!


・・・。
もしこれをやったら、もうそれだけでこの大会いいでしょ。ってくらいでね。その実現の暁にはさすがにモリヤス氏に頭を垂れます、本当に。



◉最後にここまできたジャパン
ほんとうにしみじみリストをみて思うことは


錚々たる出身クラブ名だな・・


ということ。10年前ですらここまでではなく、ましてや20年前に比べたら・・ですよ。
で、これは日本の欧州超重要衛星基地局「シント=トロイデン」の存在を決して忘れてはだめだね。
クラブオーナー DMM.com の功績は計り知れない。

日本はピッチの内外で多大なサポートがある。それはまさにこの最大の公式大会で強さを示すためだ。
まさにその成果が試される大会なのだ。





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とりあえずこんなところかぁ。

なんかすっかり内面化して「モリヤス氏の動きがだいたいわかる」マインドになって複雑だが、でも、それでもかなり裏切ってくるだろうし、まあ塩試合も相当あるからな、さあどうなるか!だ。


たのしみー。
ゴーゴー。