オトナになったなーと思う瞬間がこの前あったので、かなりどうでもよくご報告します。
なんだったんだろうな……、ラジオかなぁ。
とにかくなんかのキッカケで20年ぶりにこの曲に触れたのです。
平松愛理「部屋とYシャツと私」。
92年のスマッシュヒットナンバー。 同年のレコード大賞で作詞賞も受賞してるそうな。
当時テレビで流れるこの曲に高校生のボクはなんの感慨も起きなかったんだけど、この前は違った。
もう、ハッとした。 この曲がもつ強烈なまでの「超コンサバ」っぷりはいったいなんだ!、と。
このタイトルに込められたメタファーにギョッとしたのです。
部屋 = もちろん住む場所
Yシャツ= 働き口。それもYシャツ = 極力ホワイトカラー
私 = 私
平松愛理は「住む場所と仕事とわたしー」と歌っているのだった! な、なんてあけすけな!
強烈なまでの安定志向とその願望熱を感じ、そう感じてる自分にオトナになったねーと思った。
「毎日磨いていたい」は部屋とYシャツにかかる言葉ではなかろう。私にしかかからない「磨き」…。
こ、こんなことでオトナを感じるなんて……。そんなわけで作詞賞も獲ったこの曲。→歌詞
ヒットした曲の歌詞というものはたとえ無意識下であれ、なにかが巧妙に組み込まれていたりします。
そうやって歌詞世界を時代に照らして洗い出すと、ひと味ちがったおもしろさがあります。
よーし。 次はガンズの「November Rain」について書こうかな!
これについては、プロモ映像における無意識な符号性を論じます。 シラバスにもそうあるだろう?
興味ある方は、このプロモをよーく観て予習しておいてください。笑 → PV