七夕、日曜日。鬼回しをした。
(なお都民ではないので気楽なものである。が、これから世界の「多様性」については語るつもりだ)
ABEMAにて 1:00 にイングランド対スイスの120分戦を観て、地続きで 4:00 オランダ対トルコ。
それが終わって4時間後 10:00 からコパアメリカ「ブラジル対ウルグアイ」をAmazonPrimeで観る。その数時間の空白で寝ると終わるので寝ずにコパアメリカ突入という鬼回し!
ハーフタイムで撃沈。
そんなだから、ブラジル対ウルグアイはハーフタイムの15分間が耐えられず気絶してしまったのだが結果は120分、PK戦の末にウルグアイが勝ち上がった。
今回観戦数は少ないがコパアメリカについて書こう!
●お行儀いい奴は帰んな大会
ユーロから地続きでコパアメリカを訪問することを強くつよくオススメする。その理由は多々あるが
ビビるから。
サッカーのカタチの大きな違いにきっとあなたも驚嘆することだろう。だから観た方がいい。とくに!
オレを含むヨーロッパサッカーに毒され、オレを含む(笑)「システムがーー」とか言ってお茶会してる輩ほどコパアメリカに触れた方がいい。なぜなら!
システム?チーム戦術?
そんなのしらねえなあ
個人技だ、ばかやろう
強い者だけが
生き残る世界だろ
ドドドドド・・
バジュラー・・
魔界をみたー・・
まさに修羅の国を体現している大会だからだ。
このVAR時代にマリーシア上等。審判も流す流す!
選手がバッタバッタと倒れてもお構いなく進む試合展開。それも!
1.25倍速い
試合スピード
「え? これ早送りしてる?」と再生速度を疑うほど選手スピード爆速。ブラジルvウルグアイ戦なんて睨み合いや膠着状態皆無。鋭いロングパスの応酬、延々とくり返されるサイドの肉弾戦、ハーフコートディフェンス? そんなのしらねえな!と猛追するFWによる囲いディフェンス! 言うなれば!
ユーロはグローブ戦
コパは・・ステゴロ
ゴゴゴゴゴ・・・
おーい・・
そんなグローブ・・
はずしなよ・・・
ドドドドド・・・
もうステゴロ。笑
コパは素手で直接的に延々と殴り合っているとしか思えない。同じ格闘技でも寝技と打撃が違うように、それもグローブをするかしないか大きく違うように、スポーツがまるで違い考え方が全く違うと言っていい。あるいは、だ!
ネオ国見 VS ネオ国見
オレも例えが古いな、まったく。笑
しかしそうなんだよ。国見のような「身体能力依存+ゴリゴリ押し込み」サッカーの5乗版が彼らだ。
ゆえに、ボールを持てる個人時間は圧倒的に少ない。その少ない時間で彼らは個人技の限りを尽くす。
そして一人が倒れても、次から次へとやってくる。
今、誇張して言ってない。——現代の、2024年の彼らのサッカーを語っているのだ。
●欧州と完全異質なサッカー
これは地政学的にも、もちろん理解できる。
南米にとって一大輸出品目であるサッカー選手達が、南半球の母国で合わせるのは限られた時間だけ。だからシステム目線なんざ簡単に済ませ、あとはひたすら個人技勝負となる。そしてそのことが、
御意
の世界。母国に戻ったら「コレ」をやるのみ。
彼らは幼少期より親しんだ、このガチンコサッカーを楽しんで見える。ヨーロッパから帰還して
あー。ひっさびさ!
このサッカーやんよー!
と喜んでいるようにさえみえるのだ。
それくらいユーロとは全く別モノで、システムから解放されたサッカーが見れる大会。
それがコパアメリカだ。
●代表サッカーファンなら必見
とにかく。
本大会が発するこのメッセージだけは明快だ。
世界はひろいぜ?
気取ってんなよ?
日本代表ウォッチャーこそ絶対観た方がいい。
「システムが〜」とか「森保はさ〜」とか言ってるのが、いよいよばからしくなるから。
(あとイングランド人にも強く薦める。笑)
そんな大会、コパアメリカ。
正直ベスト8でブラジルとウルグアイが当たって「しまった」が、ベスト4からが完全なるウマミである(それ位正直地域の実力差がある大会ではある)。
アルゼンチン VS カナダ
ウルグアイ VS コロンビア
残すはこの4チームのみ。
唯一北米システマチックサッカーとして残ったカナダはどこまでやれるかな。判官贔屓ストだし、バイエルンのデイビスが好きなのでこの試合はカナダを応援するだろう。ウルグアイとコロンビアはそれこそ上記、ステゴロ戦のオンパレードが見れるだろうさ。
AmazonPrime加入者は必見だ。
ユーロとの鬼回しするかー。するぞー。
ってかんじ。 では!
ドゴゴゴ・・・
うぬらー・・・
ゴゴゴゴゴ・・・