わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

ワールドカップ/第2節、おわる



光陰矢のごとし
ワールドカップ、H組まで。
すべての「第2節・2試合目」がおわった。


・・・・・・・。


かく? かくの?


かこうかなー、だ。
書くかぁ。ね。



◉連勝チームは3チームのみ

各グループリーグはかなり混戦模様だ。
第一節を勝ち、第2節も連勝したのは、


フランス
ブラジル
ポルトガル


のわずか3ヶ国に留まった。
彼らしかグループリーグ突破を決めていない。
一方で第一節に勝ち、第二節で負けたのは、


サウジ
日本


という「台風の目」候補だったアジア2チームに留まる。他は引き分けたということ。
傷口に塩を塗るようだが、事実は事実なんでニューズとして記載するよね、そりゃ。
なにしてんだよ、というのは後述するだろう。



◉実力の接近

32ヶ国大会最後のカタール大会は「FIFAランク」というカタログスペック通りにいかない大会だ。

もちろんこの「実力の接近」は大会があるごとに言われてきた。

しかし今までは第三国の実力が上がっても、欧州国もまた上昇。そこまで力の差は詰まらなかった。
が「さすがに」というべきか時代も暮れ、欧州主要リーグに世界中のサッカー選手が日々集まり研鑽を積んだ結果が、この大会に顕著に現れている。


どの相手にも
なんら油断のならない大会



即ち、観ていて面白い。



◉第2節からピックアップ!

第2節で面白かった試合を挙げよう。

オランダ 1−1 エクアドル
とにかくバレンシアというエクアドルの「決め続ける男」が最高。オランダは第一節ほどではなくチョイ弱含んだ。

ウェールズ 0−2 イラン
ハートあふれるイランの攻撃に心震える。ウェールズ64年振りの本戦出場で心の見えるグッドマッチ。

フランス 2−1 デンマーク
フランスつえー。を体現してる試合。デンマークも気を吐き一時同点になるも2発のエムバペ弾に沈む。

ベルギー 0−2 モロッコ
守って守ってモロッコ先制。前掛かるベルギーにとどめの2発目。モロッコ史上W杯初勝利ジャイアントキル。

スペイン 1−1 ドイツ
全グループリーグ屈指の好カード。見応えしかなかった試合。スペインえぐくドイツは気合いで追いついた!



この5試合が印象的だった。
その中から、むろんこのゲームを特集しよう!



◉ドイツ vs スペイン

ドイツvスペイン。これねぇ。
まじで激戦だし90分あっつー間でしたよ。でさ「日本の星取りがどうの」などと姑息な考えのもと観るような試合じゃない。現代サッカーにおける超好カードですよ。



ゲーゲン vs ロンド



ハイプレスのドイツと、ボール回しのスペインの対決なんだが、まあすごい。
ゴリッゴリのドイツのゲーゲンプレス(寄ってたかる守備)をスペインはまるでマタドールのように交わすんだわ。ロンドといってその玉回しはまさにバルセロナの「ティキタカ」の流れを汲む本物。


ああ。
これくらいゴリゴリやって初めて獲れるのか


と本気で想った。ドイツがヒーヒー言ってるわけ。
中盤ガビ・ペドリ・ブスケツがヤバい。
で、ブスケツに至ってはベテランだからいけんだろ、なんて想ってたら「たぶん100%パス成功」してる。それくらいドイツの守備はブスケツから獲れなかった。


日本 に勝機がないわけではない。
この試合ではドイツの得点はそんな


ガビ、ペドリをイジェクト(交代)させたあとに起こった。(あとフェラントーレスも。)


後半、そんな彼らも「さすがに疲れる」。
キレがなくなりルイスエンリケ監督が彼らを交代させたときがチャンスだ。で!





その時はくる。
それまで耐え抜け。





これがマイ・レポート。笑
そしてリロイ・ザネムシアラのような「個」で打開しつつズドンだ!(言うは易し上等!笑)
がんばれー。日本!


※スペインが「ナメて」ローテーション組んでくることも考えられる。彼らは勝ち点4だからね。
そのときは「初先発」の箇所をゴリゴリ突け!



◉しみじみコスタリカ

いやー。書く?
書きますか? しみじみコスタリカ戦。
これなぁ。ひとこと。



「なんてことしてくれたんだ」



ですよ。まったく。
せっかくドイツに勝ち確変がおこったわけだ。




が、ワンループで確変とまった。
この目の入りは確実にスーパーリーチだったのに。




何があーでこーでは別にいい。もう出尽くしてる。
ここでも「まだまだ」的に書いてきたが「ほらね」な感慨も今はどうでもいい。(今は、だこのやろー)
教訓こそが大事だ。その教訓とは——




これがサッカーであり
カンタンなものなど一つもない
おごるなおもいあがるな
走れ撃て集中して守れ
相手を冷静に攻略しろ





この教訓で充分でしょう。
いつでもどんなときもコレですよ。

故に「吉田がどうの」とか戦犯探しも意味がないんだわ。——なぜか?

だって彼らが一番堪えているんだから。スペインを攻略するよりコスタリカを攻略する方がはるかに良かったことなど、あと数日すれば火を見るより明らかなんだわ。


それでも事前にそこに届かなかったこと
ことの重大さをあとで知ること


こういうのが「経験」って物の正体じゃないかね。「判例」として刻めば良いじゃない。それは我々自身に通じていること。人間くさい。ああ、人間くさいね。で、我々は全て人間で悉くクサいのさ!
そもそも! ドイツに勝ったこと自体なんて素晴らしいことだろうか! そのうえソンナコンナより!


穴熊システム「5−4ブロック」の崩し方
●スペインロンドの攻略法


これらを考える方がはるかに建設的だ。そしてぇ!




スペインも人間の集まりだ。
マタドール(闘牛士)だって
みんながみんな名手じゃない。




人間同士の戦いにヒューマンエラーもつきもの。
ソレラのことはこの「大会」自体が証明している。
実力は接近し、強国であれ油断すれば刺される。
しかしそれゆえ——だからこそ、



おごるなおもいあがるな
走れ撃て集中して守れ
相手を冷静に攻略しろ





くどいようだが「今の選手は過去最強」だ。
そもそもが当たって砕けろだろ。
彼ら選手達の挑戦を見届けよう。






E組オレ的ガイド。

第1戦目レポート。