わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

そしてワールドカップがはじまる《総集編》



ワールドカップ
単体のスポーツでは疑いなく「世界最大の祭典」がもう間もなくはじまります。
日本は7大会連続出場。1998年から2022年。
その積み重ねられた「生きた歴史」の中に今の代表チームもあります。今回はその「歴史」から


歴戦からなにをフラグに立てるか。
過去にやってるから気をつけてね。


を自分なりにシェアしていきます。
・・というところですがログが前々大会、2014年ブラジル大会からになりますから、2大会を振り返り生きた「判例」を見つめていきます。また、過去ログの中で「こういうこともあったよね」を振り返りこれから起こる生の試合で果たして克服するかどうかのフラグとして記します。



上記2記事が2014年ザックジャパンの3試合のレビューです。8年前ですね。
前篇「日本代表を考える 2014夏」では


・肉弾戦のキワ
・瞬時のスピード
・国際舞台という「想定の甘さ」
 (と英語の重要さ



この三つの要素が確認できます。
それらは今見ても「大事だな」と思えてきます。それに選手達のコメントと実際のサッカーの質の乖離をずいぶん嘆いています。自分自身気に入ってるので(笑)くり返せば、



いい加減にしろお前ら!
たちの悪い経済アナリストにしか見えねえ!




と当時吠えております。
もっとも開始前にモチベを上げること・上げ続けることに異論はありません。勝負ゴトだからです。が、自意識・自分の誇りだけでなく「敵・相手」ありきがサッカーであり、敵もまた最大のチームを組んでくる、という視点を失ってはならない、という教訓はどんな大会でも言えるでしょう。

後篇「Pt.2」では3戦目コロンビア戦について書き、前半先制し「1−0」で折り返した日本に


オートマ(自動的)な
キモチではだめ

 


と言っています。ハーフタイム後「なんとなく」試合に入り、ハメスのPVショーになったからです。日本は後半ちんちんにされました。

日本はこの大会にかぎらず「ハーフタイムの使い方が下手」だと感じています。
後半こそ「戦略合戦である」という潮流はなにも、今に始まりません。今回カタール大会もハーフタイムのロッカーワークと、後半のベンチワークは不可欠であり、大会の見どころの一つです。
要するに監督力です。

ちなみに「デンマーク」。
今大会のデンマークに私は注目しています。それは「監督力」という観点から。相手への対応力・システム可変などクラブチームのような最先端のサッカーを仕掛けてくることでしょう。

11月22日「デンマークVSチュニジア」。
日本を3−0で攻略したチュニジアとの第一試合。戦術的ないい試合が観られるでしょう。注目です。




上記2記事が2018年西野ジャパンの3試合のレビューです。4年前ですね。
日本代表を考える2018《前》」で冷静に「1勝1敗1分」の内訳を語っています。あくまで10人の南米に勝っただけだよ、と。
そのうえでベルギー戦をレビューしましたが、



2点先制し
思考停止に陥った日本




を語っています。
これはたいへん重要なことで、相手の迎撃体制とも対話できていない、と指摘しています。



たとえば今回。
ドイツやスペイン相手に「1−0」「2−0」なんて状況があったらどうするでしょう?
それもまだ時間が充分にある、とき。

これはそっくりベルギー戦と一緒です。
挑戦者がチャンピオンをノックバックした時——。これほど躁状態になることもなく、そんな時、どれだけ冷静にハンドリングできるでしょう。相手からのメッセージをどれだけ理解し潰せるでしょうか。

要するに理解力と、監督力がものを言います。
もちろん。ベンチの駒も、です。

日本代表を考える2018《後》」でもそういった想念を伝え、大会の日本代表を締め括っています。




森保氏の監督力を疑う上記が2019年12月。
だから更迭論を張って丸3年になる。長いなぁ笑
その後このシリーズは3作を数え、その後最終予選も眺めてきました。今ここで是非は問えないが、




4年間の蓄積




それは「待ったなしで」今月23日から、明らかになるということです。私からは6月シリーズ、



ブラジル戦にみられた「未来予想図」を警句として挙げたいと思います。この一戦は



「ファール多すぎ」



と最強国との試し合いの実情をレビューし、




セットプレーで本戦やられるかも




とクギを打っています。ありえる話だからです。
だって「善戦」しながらセットプレーでやられる、なんて何度みてきたことでしょうか? もういい。
マスコミを止める事はできないが「善戦」「惜敗」なんて見出しは誰のクスリになるというのか。
「待ったなし」なのです。



不要なファールはせず守備の集中力を高めながら、同時に足をとめず攻撃に出る。
特に後半のベンチ采配も当然問われる。



というミッション・インポッシブル。
2014年に書いたように「なんとなくオートマ(自動的)」はむろん通用ぜず、肉弾戦のキワもスピードも問われます。

このプロセスを看ていきます。
これらだけでも充分な「宿題」だからです。

(システム可変など2020年代のサッカーは、今の代表には望めないのでその要素はもう諦め、宿題ができるかどうか。です)

ドイツ戦は本当に楽しみなのです。最後に!





上記の記事をシェアして本稿を終えます。

前回ドイツと対峙したメキシコと韓国。そして2014年大会のチリを引き合いに出しています。
私のステートメントも置いてますので、ぜひ読んでみて下さいね。



間もなくはじまるワールドカップ
楽しみ! では!!