わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

自意識と演技《序章》

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以前からも、これからも考えてゆくライフワーク。


演技論を久しぶりに。


これを書いたのは、実は1年以上前です。
2020年初頭です。その後コロナがあり、自身の短篇映画もありました。寝かせて相当経つ代物です。

どうするかなぁ、と。

なぜならどんなに丁寧に扱っても扱うテーマが過激だからです。果たしてこれを出していいものだろうか・・と。相当寝かせました。

しかし長年デフォルトと言っていいくらい遭遇しつづける事象です。
なので、やはり上げるべきだな、と考え、今回私のリソースのひとつを開示します。


これは日頃から真剣に考えるライフワークであり特別なことではなく、俳優の皆さんにわかってほしい姿勢を助言として書きます。飽くまで「経験則としての想念」であり、特定の事例や人物でも、ここ数年ではじまる話でもありません。

またもう一つ大事なこと。
それは「飽くまで私が考える」ということです。

世の中には多くの監督・演出家がいてさまざまな思想、演出方針があります。
飽くまで私の概論を書きます。

その上で、ですが。

私も主観を多分に語っていきますし、どうしてもこの話は本懐ド真ん中なので少々苛烈になります。「です・ます」が切れて言葉が汚れても勘弁してほしい。(勘弁して、というか恐らく「相入れない」から読み進めるのをやめてほしい)

かつ超長文注意です。
なので6巻(この序章と IV)に区切ることにしました。本当は読み下してもらい1から10までアンコぎっしり理解して欲しいですが、分割しました。(数えたらトータル2万字ですよ。)
それでも各巻はすべて有機的に繋がっていますので、何度でも触れて欲しいな、と願っています。


俳優の方、とくに駆け出しの方、新人〜中級者に向けて書きます。
今は多くの表現の場がコロナで難しくなっていますが、ゆっくり考える良い機会かもしれません。
(レクリエーション・アマチュア志向の方でも、基本的な「演じる愉しみ」の【次に控えている】大切な話ですから読み進めてほしいと願います。)

人間の意識の話をします。心の動きについてです。
演技術でもTIPSでもなく、意識を論じます。

これは、俳優に限らず社会や個人の多くの現象に充分適用できるでしょう。
仕事上の「部下」と喩え直しても全く符号し、共に考えるに足る内容だと想っています。



以前、この記事で深いことは述べています。
ほとんど決定版です。読んでみてください。今回はそのミニチュア入門編、改めて考えること、となります(2万字だけど)。

また文中「世界」という言葉がでてきます。
これは「海外」のことを指して言っていません。世界は目の前に広がっています。
あなた以外の質量のすべて、という意味です。



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全6回。


今日は序文。はじめに、という第1回でした。


では参ります。




第2回、自意識と演技 I はこちら。