わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

コロナ・シンドローム4 エピローグ

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今さら。シリーズ第4弾。
書いて終わろう、というだけですが。

関東も東京をはじめ緊急事態宣言が解かれ、日本全土がこうして、明けた。

4月7日から数えれば、1ヶ月半強
2月末「大規模イベントの自粛」幕開けから数えれば、3ヶ月・・。3ヶ月自粛したわけですよ。みなさん。


一年の4ブンノ1。四半期まるごとだ。


すごいことだ。
私はもう4月の中旬からコロナの情報から離れた。そのことは先日説明したとおりだ。

筆者記 むろんリスクというものはある。が、コロナに限らず生活していれば常に何らかのリスクの中にあるはずだ。10マン分の1という確率論や、これまでシリーズで語ったように私なりにコロナを見極めた判断でもあった。むろん矢面に立つ最前線、この流行病で亡くなった方への敬意や哀悼とは「別の、自分の話」として以下続けるそれと長期支えたコンビニ店員・食料店員・配送員に心から敬意を。彼らは常に励みであり、やりきったんだ


乱暴に言うが自分として、芸術的にコロナを逆手にとり闘い、協力も得て矜恃をもってやり通すと




どうでもよくなる




言葉をかえると、越えてしまった。
それ以前の怒りや諸々のセンスの不在や同調圧力を、ある意味で越えてしまったわけですよ。
むろんそのために「やった」のだが、その難易度も含め二度とないだろうその狂った季節に当初の嫌悪感はない。今となっては達成感しかないからだ。
大衆的扇情には相変わらず絶賛辟易するが、それもふくめて「やってやった」わけで、本当にどうでもよくなる。もっとも私も四半期まるごと経済的にはド・ピンチでそこはみなさんと恐らく心情にかわりないが、精神的には、もっと言うと魂のアドレス的には、すっかり越えてしまった。

少なからず「解放」のエクスペリエンスを通せただけ、私は幸運だったと想う。しかしまた、ふつうの生活の波に戻ってゆく。それが営みというものなのだろう。(最近ようやくTVもまた見始めたよ)




そうだった、コロナの話だ。
今回を最終回として想念と概論を述べたい。
アフターコロナという言葉があるが、これはすでに初めから仕組まれていたとずっと感じている。


パラダイムの強制シフト。
概念ゲームの強制リセット。


次なる時代への「強制リセット」。
そのツールがただ単にコロナなだけだったと想う。
わりと世界っておっとりしていて、アジェンダ通りに事は進まない。進んでくれない。
そのような中、5〜10年、トキの流れを強制的に「早めた」「早めさせられた」。
そう想えてならない。

ほら、いつまで経っても近未来はずっと近未来のように、画に描いたような「近未来」ってなかなか訪れないでしょ? でも、それはそれでもやはり「移行」していて、その「移行」速度が確実に


遅かった


わけだよ。世界的に、恐らくね。(オレじゃなく、誰かの計画として恐らくね)
計画では2020にはこうなって2030にはこうなる、があったが、遙かに遅れてたのだと想う。
コロナショックの正体は結局こういう計画についての事だ。つまり強制的パラダイムシフトだよ。



リモートワーク



私も今回ZOOMの集中ノックをした。
テクノロジーだから覚えればすぐよね、すぐ慣れる、カラオケに初めて行った時のように。で!



「こりゃ戻らん」


と想ったよ。
言うなればテイクアウトの牛丼に似ている。
家に持ち帰って食べる牛丼ってなんか美味しいでしょ? 店で食べるより、なぜか美味しいよね。
それと一緒な感覚だ、リモート会議って。
会社での会議と、家から参加する会議。


この両者では、味が違う。


なぜなら会議が終われば即「部屋」だから。
この気楽さ、このフレーバーを知ると世間は、まさにアフターコロナでもこの「味」を!、と引き続き求めることになるだろうと痛感する。こうして「リモート」の概念は進む。

が。しかし。
この気楽さはドローンでの空爆と実は地続きである、ということも忘れてはいけない。
自分は管制塔にいて遠隔で射撃する軍事ドローンと、リモートワークは実は同じ地平線にある。遠隔で気楽にコーヒー飲みながら空爆
重く考えるとそう。
だから注視は必要なんだよ。テクノロジーや「便利さ」には常にウラがあるもの。「指先殺人」なんて嫌な言葉もあるくらいの世の中でしょう。「遠隔慣れ」と別に、人間としての想像力を忘れずに、だ。
(ちなみに私は大嫌いだ、口先介入が。遠隔で指図されることが。みなもそうでしょ?笑)

それになにが「ソーシャルディスタンス」だ?
いっとき「フィジカルディスタンス」に変えた方がいい、という気運があった。これは言葉への想像力と智惠のある提案だったが、ついに根付かなかったな。

コンビニや多くの窓口の「ビニール」の仕切り。
これも今後どうなると想う? 残る気がするよ。
やる側にとって考えると、これは当分「ビニール」のままの方が楽だろう。仕事場にいて社会のアノニマスを遮断できるからだ。無菌的、無機質な関係はまさにアフターコロナの象徴となってゆくはずだ。

だがそれも今は(店員も気楽で)いいだろう。が、こうして店舗のオートメーションも進むんだよ。つまり「概念」に慣れることで《無機質さに抵抗がなくなる》んだ。するとどうなる?
あれだけこの季節を支えた彼らが「店員はロボットで十分だ」となってくんだよ。まさに近未来につながっているんだ。ふざけんなよ?


それに、もう10年以上、ひと昔前。
よく言われていたこと。それは


「ネットがどんなに発達したって、あったかいご飯がPCモニターから出てくるわけではない」


よって、アナログな生活行為が必要なんだ。
と言われていた。おぼえてる? あの時代を。
この、アナログ派閥の最後の論陣/生命線である「食」もどうだろう?



ウーバーなわけよね



たしかに時代がどんなに進んだって、モニターから食物が現れることはなさそうだ。が!
もう既にみんなこの「最後の生命線」である食もがっつり、遠からぬ概念で「シェア」してるわけ。



この3ヶ月は、全世界規模の
リモート留学
オートメーションへの実地研修



の旅だったわけですよ。強制的な研修さ。
強制的に馴れさせられた、と言っていい。
これからの計画・アジェンダへの、もっと言うと更なる「超管理社会」へのソフトランディング・・。
超管理社会・・というとこわーい感じなんですが、でもさ、4月の中頃の段階を思いだしてよ?
みんな保証は? どうなるの生活? おい公的救済はよ!という時があったよね?(今もだが。)

で! そんな状況で一般大衆を超管理社会に引っ張るのなんて、容易いことだと想わない?
だって。そうしたければ、
こう政府が導けばイチコロだもん。それは——




大変な事態になりました。
国民一人一人に50万円、
それも来週までに、
貴方専用口座に振込みましょう!
(国民、ワー!と歓声)

ただし条件がひとつあります。
マイナンバーは当然のこととして
貴方専用の口座開設に伴い、
みなさんには腕に
ICチップを埋め込んでもらいます
埋込センターは以下の通りです
都道府県各市町村の云々カンヌン
・・・




このような報せをだすのさ。
ジリッと金がなくなり見境がつかなくなったらヒトは、すぐ官製チップを埋め込むんじゃないかな?
それも「われ先に!」と・・。イチコロだろ?
こうして超管理社会はいとも簡単にできあがりさ。

既に中国なんて評価経済の超管理社会になってるんだから。そういう大きな流れでコロナをとらえたほうがいい。(あ。ちなみに出所の話はとっくにシンドローム1でしてるから繰り返さないぜ!)

「青のピルと赤のピル」

青を飲めば、この仮想世界でこれ以降も楽しくやれる。が、真実を知ることも一切ない。
赤を飲めば・・・という有名なマトリックスさ。
さあ、どちらを選ぶ———? これからも「マトリックス」な選択は世界的に続くことだろう。



あと最後に。
今回出したZOOMウーバーも。
共通していることはなに?


日本の企業ではない」ってことだよ。


ましてやコロナも。


日本産ではない。笑


つまりどういうこと?




がんばろうぜ、俺達!って話だよ。
がんばってあがってくしかねーんじゃねーのかよ!




ということで、
コロナシンドロームシリーズ。
読んでくれてどうもありがとう。すごいねまったく令和は! 目が離せんよ。


狂った季節はそれでも明けたわけで


みな自分の本懐、これからもがんばって!
その土産話こそ、美しく楽しいよ。じゃ!





〜コロナ・シンドロームおしまい〜




シリーズ拝読、ありがとうございました。
書いてたら吉野屋の牛丼が食べたくなり買いに出掛けたブログ主より愛をこめて