わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

すてきな女優さん

ダイエット中のフードコート縦断
これはまさに苦行、煉獄だ。


ぎ、銀だこ!


た、鯛焼!


く、ク、クロワッサヌ!!


ガオー!クソがぁあああ!
心に血を流し踏破した刻(とき)。人は大僧正阿闍梨の気分になる。←今日のわたし


そんななか訃報にふれた。
木内みどりさんが亡くなられた。


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私らの世代では「元気が出るTV」の秘書だろう。いつもなにも言わず横に座っている令人。
でね。オレは地味にファンだったよ。この絶妙なラインの方、というのは実は希有、貴重なんだよ。
フックアップしたビートたけし氏もその辺り、本当にわかってる。岸本加世子さん同様、なんともいえぬ存在感に満ちている。こういう筋のあるヒト。好き。

▼なお。女優の美にまつわる話はこちらにて


そんな方が亡くなられた。ショック。

今日は私にとっては、これかな、を挙げる。
木内みどり出演、世にも奇妙な物語91年から
「海亀のスープ」だ。15分ほどの小品。
ご覧頂こう


海亀のスープ木内みどりいかりや長介天本英世
1991年。「世にも」最初期の一品。演出は不明。
このYouTubeコメント欄には木内みどりさんの演技に酷評が集まってるんだが、



チミらわかってねえな、ほんと。



とまじで思う。まず「この女優」じゃねえ。
木内みどりさんだ。おぼえとけ。

で!
これは木内さんが演るからいいんだっての。
あの人がステキなドレス着るからいいんじゃねえかよ。わかるか?
演出は何着もドレスを用意するがすべて狙いだばかやろう。オーバーアクト? 織り込み済みだ。その証拠に音楽もクラシックに構成してるだろうが。
見る人が見たら、演出はフリッツ・ラングが好きに違いない、とすぐわかる。非常にクラシックな30〜50年代のアメリカンゴシックをやろうとしている。

このニュアンス、なかなかでないんだぜ?
そのへんよ、わかってんのか?

まずこんなヴィンテージ作品が今でも見れることに感謝だろうによ。ビバYouTubeだろうが!
ちと熱くなったが、そうでしかない。


素敵なすてきな女優が、
天国に召されました。


切ない。好きでしたよ。

人生はつづく。がんばっていきます