アナログレコードの復権は久しい。
4〜5年前から興り、2016年くらいがブームのピークだったかな。かく言うオレも2010年頃からターンテーボーを仕込んだわけだから、時代に呼応した動きを見せてしまった(?)。
とにかくフィジカル回帰の気運。「デジタルって味気ないよね」感は誰の身にもあることだと思う。
実際《ライブ》も堅調のようだ。
今はサマーフェスの時分だが、そんな、肉体の《体験・エクスペリエンス》にお金を投じる動きは、音楽に限らずどの分野でもこれからも大きくなるだろう、とオレは思う。
ちょっと話が逸れたが、アナログレコード。
けっこう、出た。
とくに日本のニューミュージック、JーPOPもかなり「カユいところ」が復刻・移行が進んだように思う。たとえば、千葉界隈に住む人々にはアンセムのような、カーネーションの「EDO RIVER」もいつぞやに出たが、待ってたので出た時即買いした。そりゃ買うよね。江戸リバー以東に住む者としては。
「トーキョーからすこしはなれたところに住み始めてーーー」 うーん。アンセムだ。ちょっとナツかしすぎるPVを流しちゃおう。(音小さいから大きくしてね)
たとえば、これとかもね。
その後すげー流行ってしまうキリンジの「エイリアンズ」にまつわる恨み節などはここを読んでほしい。LPが流行るのはいいんだが、アンバランスなんだよな。まったく。(☟ちなみにエイリアンズ。LINEのCMで使われる2年前の、激戦の状況な。)
さて。そんなわけで。
隠しててもしゃーない。あまりライバルを増やしたくないが(?)、ほんとうに、本当にアナログ化を待ち望んでいるアーティストがいる。それが–––
ICE
だ。それもシングルただ一つ、
「Kozmic Blue」('94) である。
ICEは、惜しまれながら早逝したギタリスト宮内和之と国岡真由美のユニット(晩年、宮内氏と国岡さんはご結婚されたそうだ。それも美しい逸話)。その4thシングル「Kozmic Blue」。
都会的な、この90‘sアーバンソウルをオレはとにかく愛している。今となれば William de Vaughn の「Be Thankful for What You Got」を下地にしているとわかるが、
それがどうしたというのだ。
最高じゃないか。
この純度でアーバンソウル「できる」日本のアーティストがどれだけいるとでも言うのだろうか?
この楽曲が94年産。24年ぶりに聞こうじゃないか、この名曲を。これまたPVがよろしい。
(が音は小さい。ボリュームを上げろぉ!)
夏だ・・。夏すぎる・・。
そして待望なんだわ。待望すぎる。こっちは何年も待ってるっての。
曲終わり、ボーカルがおりてから永遠、10分インストが続いても一向にかまわない。
それくらい好きな曲だ。
版元は TOSHIBA EMI か!
くそ、東芝EMIか!(←消滅とかふざけんな)
ユニバーサルジャパンもソニーもがんばってんのに、こんなところでつまづくなんてな!
だが頼む! どこかレコード出してくれ!!!
頼む!JET SETさん!
ステキなジャケット。こちらから拝借しました
ICE - Kozmic Blue - YouTube