わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

3−5−2という選択

さて! 祭だ、まつりだぁ!えっさ!ホイサ!
ガッツリいくぜー。楽しまな、4年に一度W杯は!

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そんなわけでハリル更迭事件後、2018W杯へ日本開催最後の親善試合、5月30日ガーナ戦。
そしてメンバー発表。

結果はFIFAランク50位のガーナ相手に0−2。
良いところなく終わった西野ジャパン、という所。
がしかし、オレの印象はちがう。

ガーナ戦の3バック3—6—1
この感慨を述べる!




やっとやってくれたな、という感慨を持った。




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フランクフルトの長谷部は今や、所属チームではセンターバック(CB)だ。前々から、長谷部を中心として槇野と吉田の3枚で中央を守ればよくね?とずっと思っていた。槇野はペトロビッチ門下で3バックは身に染みており、吉田も対応力があるはずだから。その布陣がドンピシャで実現した。

まず、この布陣を敷いただけでガーナ戦に一定の評価をしている、オレは。
だって守備重視は来たるべきグループリーグで、すこぶる現実的な判断だからだ。
やっと眼前に試したいDFラインができたって感じ。それを確認できる悦びがこの一戦にはあった。
(一般には超評判の悪い壮行試合ながら!・笑)


しかし、さすがに3−6−1の1では攻撃が足らなかった。あまりに孤立するワントップ。実際そうだった。100%サイドが吸収される5バック必至な陣形なので(←言っとくがこれを上等とするぞ?)、カタチはつぶれる。さすがに重心が後ろ過ぎる。前線には2枚ほしい!と実感はした。だから3−5−2がよろしい。

ガーナ戦でもカタチは余裕でツブれた。
が、前半の後半くらいからようやく慣れてきたようだ、「ツブれてんのもバカらしくね?」と言わんばかりに。そこからはじわじわと押し戻してダホンのシュートまで辿り着いたって所がピークだったな。

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ここで考えたい。
オレは3−5−2を本気で推奨する。
なぜか?


それこそ、日本らしいサッカーってなんだ?と考えると、だ。《タスクが明確であること》が日本人気質だよな?っていう(厳しくも諦めに似た)割り切りがあるからだ。


実は、3−5−2(3−6−1)には、それがある。
後ろは「守る!」サイドは「汗かいて守りも攻めもする!」攻め手は「キープする!散らして上がりを待つ!」がしっかりと明確なフォーメーションなのだ。タスク先行型のいかにも日本的な座組み、これぞ3バック、もっと言うと3−5−2なんだっての。

しかも3−5−2(3−6−1)でもっともハードワークを要求されるのが、サイドポジションだ。
ここに原口長友だろ?
こんなにお誂え向きにも汗かけるキャストがいるってのも、日本らしいだろ? キャストからフォーメーションを割り出すにしても、ガーナ戦はかなりキャスト重視の座組みだったってことだ。


そんな意味で協会ジャパン・・おっと失礼、西野ジャパンが3−6−1から入ったのはオレなりにナットク感が充分あった。オールジャパンとはよく言ったものなのだ(?)。


さて、これからはより論をつっこむ!(祭だから)





で今、システム3−5−2は世界的に下火だ





今ほとんど見かけない。
コンテが率いていたユベントス(2015辺)くらいまでがこのシステムの最後で、けっこう攻略されている、という事実がある。もっともコンテは今でもチェルシーで3バックを採用しているが。

 

 

しかし、だからなんなんだ? である。




ここに3バックというカギがある。
よく3バックを敷く敵の《成熟度》を試すに、



サイド深く放ってみるといい



と言われている。
要するにサイドアタックをかけたとき、うまく対応された場合、それは




相手は成熟した3バックだ(よって気をつけなきゃ)




となるのである。
これは少し考えればわかるが、中央をスリーで守っていて、サイドレイヤーが一枚上がっている状況なわけだ。その間のエリアに放られた時、あるいは崩された時、どちらが対応するにしてもその受け渡しがスムーズなら、GOOD、なわけだよ。いずれにせよ、CB3枚とサイドの間、ここに3バックを敷くチームの《成熟度》がでる。

全てのあらゆるフォーメーションには「一長一短」がある。絶対の布陣、最終定理など存在しない。
成熟すればこそ、いいのだ。
眼前と日本に合うフォーメーションがあって、目指さない手がどこにあろうか?


同時に3バック。
その歴史的起源も飽くまで「相手が2トップだから」というリアクションから生まれた布陣であることも、忘れてはいけない。
つまり、ガーナ戦のように相手のワントップをスリーで守る場合。一枚むだに下がっている状況なわけで、その分余計に「サンドバッグ」状態を自ら引き寄せているという事態につながる。

もっともガーナ戦は、逆に「サンドバッグ」状態を求めた、とオレは思っている。
ちょっとディフェンスの練習させてよ? そんな潜在意識を強く感じた。
だから実はまったく気にしていない。急造であれ、方向は間違ってないと感じているのだ。
(ん、得点?うんそうだね。話を続けるね?w)


でだ、これから相手がワントップの時の3バックを考えたいのだが、それこそ!





長谷部よ、お前がリベロになれ。





ってことだ。これがオレジャパンからの提言だ。
二人のCB、吉田と槇野がいる。そこを信じて、お前はリベロになれ。
そこで、それこそ有機的に動け。相手がワントップなら自分たちでフォーメーションを変えてゆけ!
そういう臨機応変な判断ができるようになればいい。それこそが《成熟》ってもんだし、それができるようなら、オレは勝っても負けてもなにも言わん!


いいかい?
3−5−2にしても、リベロにしても、はっきり言ってガラパゴスだ。
しかしな、真にオールジャパンを目指すんなら、そこまで徹底的にガラパゴスになってみろ!
タスク先行で、サイド汗かいて、守って、判断して有機的に動いてみろ!
オレは本気でそこにおいて光り輝くのではないか、と考えている。


祭だ。楽しみで仕方ない。
ピヨって4−4−2、あるいは2ボラの4−2−3−1でスタメン組んだら終わるだろうな。
それをやるときは、ガーナ戦のようにリスクをかけ攻撃に転ずる後半の号令で充分だ。


以上、我思う、だ。



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イグアナ君「独自の進化を築いてみやがれ!」