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わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

ドーナツは甘くない

今日はまあるい、ドーナツの話。
ソースは、以下。ヤフーニュースはすぐ落ちるので、コピーした。

気軽な食べ物でなくなった?ミスドもセブンも苦戦、どうなるドーナツ業界

THE PAGE 8月9日(火)12時0分配信

 

 ドーナツ・チェーンの老舗として知られるミスタードーナツが業績低迷に苦しんでいます。鳴り物入りで日本に上陸したクリスピー・クリーム・ドーナツも一部店舗の閉鎖に追い込まれるなど厳しい状況です。ドーナツ業界に何が起こっているのでしょうか。

クリスピー・クリーム・ドーナツ 相次ぐ閉店の理由は?

セブンもドーナツ事業の不振に苦しむ

 ミスタードーナツミスド)を展開するダスキンの2016年3月期決算は売上高が1652億円、経常利益が 67億円と減収減益でした。同社の本業である清掃関連事業はまずまずでしたが、ミスドを中心とした外食部門が足を引っ張っており、外食部門単体では15億円の営業赤字となっています。こうした事態を受けて、ミスドは今年の3月から主力商品の値下げに踏み切りました。

 2006年に日本市場に進出し、以前は「行列ができるドーナツ店」として話題になっていたクリスピー・クリーム・ドーナツも相次いで店舗を閉鎖しています。60以上あった店舗は、現在は45店舗にまで減少しました。

 ドーナツが不振と聞くと、コンビニ大手のセブン-イレブンが2014年から大々的にスタートさせたセブンカフェドーナツの影響が大きいのではないかとイメージしてしまいます。しかし、セブンもドーナツ事業の不振に苦しんでおり、2016年の1月にはメニューを刷新してテコ入れを図っている状況です。

ファミリー層の需要は確実に減少

 個別の要因はいろいろありますが、基本的にドーナツ市場全体が縮小しているとみてよいでしょう。この傾向はミスドの過去の売上高の推移を見るとよく分かります。同社は全国で約1270店舗を展開しており、ドーナツ市場ではほぼ寡占状態です。同社の売上高はそのままドーナツ市場と考えることができます。

 2016年3月期におけるミスドの全店売上高は914億円でしたが、5年前の2011年3月期には1194億円、7年前の2009年3月期には1338億円の規模がありました。ドーナツの売上げは毎年減少が続いているのが実態なのです。

 ドーナツを購入する層は主にファミリーと若い女性と言われますが、少子化の影響でファミリー層の需要は確実に減少しているでしょう。労働者の実質賃金が低下していることからお小遣いが減り、学生などが気軽にドーナツとコーヒーを楽しむことができなくなっている可能性もあります。

 クリスピー・クリーム・ドーナツは、ドーナツの新しい顧客層を開拓しようとしたわけですが、その目論見は外れてしまったようです。市場のパイの奪い合いということであれば、いくらセブンが圧倒的な店舗数を背景に攻勢をかけても、その成果には限度があるというのもうなずける話です。

(The Capital Tribune Japan)


ドーナツの売上げが減っている。
それはファミリー層の減少もあり、新規参入のコンビニも苦戦。要は不景気下にあり、苦しい状況で市場を奪い合っているようだ、と記事は伝えている。
なんて、ミモフタな記事だろう。そりゃそうだ、と言うほかない
他にもニュースはいろいろある。 
コンビニドーナツの破壊力をうたったりダイエットの敵、ファットすぎるというのも時代だ


パイ奪い合いの一因子として、コンビニの参入、は当然ある。
あるが、限定的だ、というのがオレの意見。 去年、参入時のことはよく覚えている。
なぜならオレはドーナツ大好き、ドーナツァーだからだ。(うざい?)
いや厳密にはオールドファッショナーである。オールドファッション、もっと言えばチョコファッションを語らせたら、かなりうるさいスイーツァーとして現場に直行したのは言うまでもない。(うぜー)

「ち、近場で本格的なドーナツが食べれるなんて! い、急げ!」

オレはさっそくセブンに向かった。
チョコファッションとクリームドーナツ(エンゼルクリーム想定)を所望した。
パクついてひとこと。


「これは、…………ミスドの担当者の安堵の声が聞こえるな」


ひと言で言って、甘い。 食べた瞬間、ミスドに軍配が上がった。
本当に担当者はこの戦慄の参入の正体にホッとしたろうとその時想ったものだ。
オールドファッション(クリーム系でもいいが)の極意は、甘さではない。
その湿り気のない、固さにある。 どれだけ旨いタマゴドーナツを提供できるかっつー真剣勝負だ。
そしてこの「湿り気」。多くのパッケージ系菓子パンがいくらでも勘違いするのが、湿り気だ。
袋から取り出すと、おしなべて湿ってやがる!
そうじゃねえ! 欲しいのは、カリ・フワ! しかも誤魔化すように、ひたすら甘くしやがって!!
飽くなきタマゴドーナツへのこだわり。 ゆえにドーナツァーは基本的に、諦めてもいる。
おまえらの美意識はそんなもんだろう?、ぐらいに思い、現に予想通りなことが多すぎる。
こうした経緯で触れた、今回のレジ横什器。「湿り気は及第点だ。しかし、甘すぎる」と出た。
ミスドのリッチさには遠く及ばない。 ミスドの開発陣はわかっている。


だから、その後のコンビニの苦戦も理解できた。客層が伸びなかったのも頷ける。
まずもって、日常的に「そこまで買わない」という大前提にも立ち返ったようだ。
でも「肉まん」でもそうだがよくよく考えてみたら、なんてリッチなことだろうと思う。
肉まんなら中華街が、ドーナツなら(どこだ?)ニューヨークが、近場で味わえてしまう。
このリッチさ。 そしてそのリッチさが岐路に立っている、と言えよう。
いわゆーる日本ライクなリッチさは「不景気」というマイティカードに駆逐されていくようだ。


ファミリー層の減少。 これも哀しいが、そうとしか言えない。
「なぜ、自分がドーナツァーになったのか」、それさえ考えればわかることだ。
親の完全なるきまぐれで、買っては持ち帰られる、魔法のボックス。
それは味以上に、なにかを詰めているものだ。
オレ、これにするー! だの自分なりにお気に入りのドーナツを食べる瞬間。
それは味以上の、なにかを食べる瞬間でもあったのだろう。あれ、おかしいな、前が見えない。

こんな経済記事に反応するのも、つまるところ、そういうことなのだ。
こだわりがあったり、やたら評価にうるせーのも、つまり、そういうことなのだ。
すべてはラブアフェアーなのである。


個人的にはダンキンドーナツをもう一度食べたい。
が。それらの感慨もすべてはラブアフェアーなのだ。
セブンの什器で買おうとしたもの、それは儚くも満たされた追憶、というものではなかったか。
そう考えると、日常シーンのすべてが「市民ケーン」になるよ。 嗚呼、ローズバッド。
当然だが、そんなものがコンビニにあるわけがない。
ないから結局、カロリー&ファットというファクトにみんな目がいくのだ。
専門店でも売れてない、というのは、愛のたりない証拠だ。
愛があれば迷わない。カロリーもファットもなんでもこい!、となるはずだ。それが経済だ。