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わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

ドラッグの話

日々のこと

最近、どうするんだろうな、とボーッと考えることの一つにドラッグ問題がある。
ドラッグ、だめ、ぜったい。の、ドラッグ。
今年も、超有名元野球選手や有名女優の有名な旦那さんが「覚醒剤」で捕まった。

麻薬、覚醒剤、シャブ、S(エス)…… これらのワードは忌避される。
特に世の奥様方はだめだ。たとえば映画なども注射針がでるかでないかで、好感度は雲泥の差となる。まずもって上記ワードが出ると、女性陣はドン引きする。確実に。

そんなタブーの「覚醒剤」界隈の未来について、どうするんだろうなと思うわけです。
というのも、ポルトガルでは2000年代より、覚醒剤を含む全てのドラッグを合法とし、アメリカの動向も、ナチュラルな、化合精製でなければ、つまりマリファナは合法に向かっている。地域の財政になるからで、医療にいいとかなんとか急に掌を返しだした。 なんともう、LAでは葉っぱOKなんである。

ポルトガルもアメリカも、オランダも、「北風と太陽」である。
禁止にするからやってしまうし、密輸で取り引き額が高くなり、マフィアの資金となる。
おおっぴらに解禁すれば、取り引きもオーバーグラウンドとなり、地域の財源ともなる。
ポルトガルでは解禁10年で、常習者は50%に激減したそうだ。これは「依存」という問題がココロの問題であることを同時に言い得ている。禁止されるから「これでなければならない!」とやっきになるのだ。他にも選択肢が明るく自由にあること、また、「犯罪者でなくなる」こと。この要素が、常習者に与えた福音は本当に大きいと思う。これらをホールした、素晴らしいTEDのスピーチがあので、ご覧あれ(14分ほどです)


Everything You Think You Know About Addiction Is Wrong | Johann Hari | TED Talks



薬物禁止の根拠&引き合いとなった60年代の「ねずみのドラッグ実験」。
それは前提自体がまちがっていた、とジョアン・ハリさんも言っている。

gigazine.net


合い言葉はラブ。
前提としてねずみを幸せにしてあげてみた、通称「ラットパーク実験」がある。
すると愛に満ちたねずみは、モルヒネ砂糖入りの水を飲まなかったのだそうだ。

シャキッと薬物を異化すれば、読み取れる、世界の流れとしての「解禁」。
ケミカルとナチュラルでは切り分けが必要かもしれないが、ポルトガルの例もある。
なので、結局はドラッグ自体の「タブー解禁」方向でまちがいないと踏んだとき、オレは冒頭に戻りボーッと考えてしまうのだ。



しかしねえ、チミィ?
いままで捕まった人たちって
どう考えたらいいんだろう?



もしだよ?
もし明日から、葉っぱOK! あと、もう覚醒剤もOK! になったとしよう、この国で。
ドラッグフリー! やるヒトは地域財源にもなるし! やるヒトもやらないヒトも平和な世界!





いままで捕まってった人たちって
どう考えたらいいんだってば!





シャブで捕まると、もう人間やめますか、ってことになってたのが今までだ。
捕まった元・芸能人などは、社会的に一時期、抹殺される。
それほどDISられた「ドラッグ」が解禁になったら、じゃあ今まではなんだったんだ?

そうなるよね

オレはその点をボーッと思ってしまう。 シミケンとかマーシーとかノリピー、切れるでしょ。
散々、容疑者として実名で呼び捨てで報道され、週刊紙には散々叩かれ、好奇の目で見られる。
それが、合法!なかったことにして!、と。この合法の道は日本ではあまりにも遠いように思う。


しかし彼らは切れるだろうが、政府と、そして国民は(そのうち)再考証してほしい。
だって、タブーだから手を出す、という力学は確実にあるからだ。
この周りの話は、情報の質や常識の壁にぶつかる。 だから日本人が苦手な部類かもしれない。
厳密に言って「依存」と「中毒」はちがう。「中毒」もどんな物質の中毒かで、身体への負担は違う。
そのあたりが面倒であれば思想の輸入でもいい。アメリカがやってるからいいみたい!、でもいいから再考証すべきなのだ。せめてナチュラルなものくらいは解放していい。マリファナなんて依存度は煙草よりないんだから。

え? なに? いっとき、合法ハーブ吸ってた奴が幻覚で交通事故起こしたろ?
にしても統計で考えて、その確率と日頃の交通事故の割合を考えた方がいい。
酒への処罰程度の扱いでよくないか? そんな毛嫌いしてどうするの?
もう一度、問う。 そんな毛嫌いしてどうするの?
たとえば芸能人が捕まることと、あなたの人生にはなにか関係があるのだろうか?
この問題のへそは、「資金の流れ」だよ。 感情論と切り分けたほうがいい。
クスリの代金が闇に流れている。だから毛嫌いする、許せない、なら話はわかる。

ものの正体はヒロポンだ。 芥川も太宰も坂口安吾も、やっていた。合法時代はわりとあっけらかんとあったものだ。 特攻隊に特攻させるためにも使われた暗い歴史もあるが。
特攻隊の例は除くが、その破滅性はまさに「選択(チョイス)」だった。で、それでいいと思う。公に禁止するからいよいよこじれ、時代が下ると、それだけでひたすらドン引きする人々を作るのだ。

そんなドン引きの主婦に言いたい。
大丈夫、あなたのことじゃないから落ち着いて、と。 それにこれはラブアフェアーなのだ、と。
彼ら、依存症の人々にはあなたの温かなラブこそを与えて欲しい、とね。





追伸:自分の悩みとして「どうすんだろうなぁ」はいっぱいすぎて、社会的なことを書いた、とさ。