火を入れ かき混ぜる
料理と空想はいっしょだ
脳ミソの 空想スープは ちゃんと火にかけ
あっためてないと すぐ傷む
空想のスープを ひと回し
おたまで 手で 腕で かき混ぜる
そのうちスープのなべが 樽のように 大きくなって
とてもじゃないから カラダごと浸かって 潜って かき混ぜる
もうスープなんかじゃない 味も熱さもなくなって みずうみか まるで海のよう
ブクブク潜って 深海をさまよう
深海の底にいたら 夜があけてきたよ
空想のたびって こんなかんじだ
アイディアって 共通の磁場があるんだ そのフリークエンシーでしかない
どこにでもあり自分のものじゃない 掴むか 掴み損ねるかしかない
と あるヒトは言った 脚本家の倉本聰も
1週間書かないと元に戻すのがたいへんだ 空けると怖くなる
ということを言っていた これらは空想のチャンネルをよく示している
「チャクラが開く」 そんな表現もある
それらの重さにここにきてやっと まだ端緒であれ 本当にようやく 気づけた気がしてうれしい
冒頭にもどるよ
火を入れ かき混ぜる 料理と空想はいっしょ
空想のスープは ちゃんと火にかけ あっためないと すぐ傷む by カフェ俺
だから 世の料理家(よのママ方ふくむ)は いつも 愉しそうな目をしているのさ
まずは 火をつけよう