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わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

序破急マクドナルド

日々のこと
昨日のヤフーにおける、
トップランクのアクセスを誇った記事にボクも喰いつくことにしよう。
ヤフーの記事だとリンクが切れるので、オリジナルにリンクしました)
 
 
20151119-00000003-withnews-000-11-view.jpg
 
オリジナルキャラクター「ドナルド・マクドナルド」が後ろ姿で右手を上げていて、
その横に「See you」の文字。ネット上では「切ない」「不覚にもすごい感動してしまった」といった声が上がっています。
あのポスターに込めた思いを、日本マクドナルドに聞きました。(記事より)
 
すごく日本っぽくて引きつける。 そう思いませんか?
どれだけのアクセスだったろうか?
わからないが、この記事への反響が多いことは間違いない。
 
引きつけるのは何故か?
それはまず、この記事自体に、ツッコミどころが多いからだろう。
しかしただツッコミ所が多くても、魅力が無いと人は反応を示さない。 もしかしたら一級品かもしれん。 切り分ける必要があるかもね、と思った。 以下、すこし、心の中で答えてみてください。
 
まず、マックについて
1)マックに行きますか? 行きませんか?  ーーそれはなぜですか?
2)(マックに行ったことがありますか? ありませんか?)
3)マックは好きですか? キライですか?  ーーそれはなぜですか?
4)マックを容認しますか? 拒絶しますか?  ーーそれはなぜですか?
記事について
1)この背中のドナルドをみて、あなたはどんな感情を抱きましたか?
2)日本マクドナルドへの質問と回答、理解しましたか?
3)この記事はステルス・マーケティングだと思いますか?
反応への反応
1)「ひとつの時代がおわった」という声。あなたはどう考えますか?
2)以前からこのポスターはあり、なぜ今なの?という声。どう考えますか?
3)ドナルドが背中を向いていることが失礼、という声。どう考えますか?
4)マスコミは叩いておきながら、閉店の際はお涙頂戴。という声。どう考えますか?
5)最近サービスは向上した、チキンタツタなど企業努力も見える、という声。どう考えますか?
 
オレの感想
1)まず「ネット上」って、これはどこを差しているんだ? とても恣意的。
2)まちがいなく、ステマだと思う
3)しかしステマであれ、題材に魅力がなければだめなので、結局、この精神性に興味がある
4)疑わずに読みば、日本人はなんて「お人好し」OR「情け深い」という信号にもなり興味深い
5)これが重要だがみんな、赤毛のドナルド・マクドナルドに何をしてもらったことがあるんだ?
 
 
オレの反応をもう少し言っておきたい。
マクドナルドというアイコンは、3段階にわたるギャップがあるから重層的なのだと感じる。 つまり、
 
❶ その昔(70Sー80S)マックはスペシャルだった。 という事実、その「記憶」___《起》
❷ 都市伝説としての90s ミミズORネズミ肉伝説ね。最大手への嫉妬と企業秘密___《承》
◎ 2000年代 スーパーサイズミー都市伝説の定着ググればすぐ情報取得時代の到来
❸ 10年代 中国の事件と「超」健康・食の安全ブーム マックからみれば___《転》
 
この3段階を経ている、と考える。 (値段の歴史は割愛。)
そしていま、___《結》に向かって巷では両陣営のバトルの真っ最中なのだと思う。
 
もっとも、❶の「スペシャル」は、なにも「昔」に限らない。
「親から子へ。」
脈々と、子供たちの舌がマックの味を覚えるのだ。きっと、幸福感と共に。
そうでなければ、ドナルドの背中に「不覚にも感動」という描写はうまれないし、真実味もでないからだ。お母さんやパパといっしょに食べた、ハッピーセット。 そんな追憶が、まずいわけなかろう。
一方で、「子供時代の味覚を押さえろ」ーーー。 ビジネス上の囲い込み手段にすぎない、とも言える。 こういった情緒とビジネスの二面性も、今日的テーマだろう。
 
はたまた、
TPPや食の安全という観点。 それに、不動産やグローバリゼーション。
または「マック難民」、町の常夜灯的な収容センターとしての観点。
もしくは本当にストレートな、企業努力という観点。「雇用」という迫力。
 
舞台は当然のように揃っている。
マクドナルドは、「単体」で語ることも「象徴」として語ることも可能なアイコンであり、なにより巨象だ。
その巨象が、深手を負っている。
そんなタイミングだもの。 みんな、一筆したくなるのも無理がないのだ