わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

DAY14 禁煙というドラマ

今日で、禁煙2週間が経つ。 安定期(?)まであと1週間、らしい。
いわゆる、「卒煙」 までは3ヶ月、「非喫煙」 のヒトへは3年、なんだってさ。
なんで3なんだ? とは思う。
 
なにもなかった2週間ではなかったので、価値が高かったはずだと自問し、振り返る。
初日がいきなり、立食サロンパーリーだし、企画立案、画コンテ、打合せ、ロケハン とあった。 普段かなり吸いたいワンダーランドの中を、潜(くぐ)ってきたので、なんか大丈夫なんだろうな、と思う。
ゼロから降りてくるのをまつ作業、企画は本当につらかったけれど。 それこそドーパミンを出したくなる。 もう、DAY3あたりからずっと感じ、言ってることだけど、
 
あとはもう「未練」 だけだ。
 
ようは、タバコをすう、という行為への未練。 そこしかない。
初めは、禁煙なんてこれ、
 
 
都市伝説じゃねえの? 
 
 
と思った。
それくらい3、4日は本当にエグい。
途方に暮れる。 ムリだ。 なに苦しんでるの? インポッシブルだ。
辞めれたヤツなんて、本当は実在なんかしてないんだ! い、陰謀だ! 陰謀にちがいな吸いたい!!! そんで、自分自身を観察する。 と、
 
 
死なない。
 
 
ことに気付く。 当たり前なんだけど死んでいない。 苦しいが、その苦しさは「観念の発狂」なのだ。 で、もっと観察すると、本当に「未練」だけとなる。 イメージの断片にある「トリガー」でしかない。
 
ゆえに、「タバコをすう」という行為。
 
この好き嫌いで、離煙(離縁)のスピードは天と地ほど、差が出る。
実はそこまでイケてる行為と思ってなかったんだよねー。。。というヒトは禁断症状後、カンタンに辞めれる。 一方で、その行為自体にかっこよさを感じてたヒトは、禁断症状後も、未練はのこる。 戻るヒトも多い。
 
それだけのことなのだ。 こんな男がいたとしよう、
 
 
オレってば、吸いたがりじゃん?
タバコと言えばオレじゃん広川太一郎風)
 
 
禁煙してショックだったことの1つ。 いや・・・、一番のショック。
それは、自分で言い出さない限り、だれも突っこんでくれない、ということだった。
つまりね。 それだけ、
 
 
 
見てないし誰も知ったこっちゃない
 
 
 
反応があったとして、あれ、そう言えば吸ってないね? 程度のことである。

だれ一人として、オレと煙草の長年のつきあいなんて、まるで興味ないのか・・・

その残酷な状況に触れると、当然なんだけど、けっこう、
 
 
クル。
 
 
で、だ。 そのあと禁煙の話になると、堰を切ったように、禁煙に成功した大概の人々はてめえの話で、止まらない。
ふざけんなって。
今オレの闘いがイチバン新鮮なんだよ! 聞けこのやろお! とオレは確信する。
むろん、このブログだって、本人以外「は? で?」 の連続だろう。 知ってるさ。
でも、このブログに「?」なヒトとは、とても想像力がたりないヒトだとも、思うよ
なぜなら、ここにも「ラブ」があるからだ。
 
愛着のあるものとの別れ。 あなたにもあるよね?
それはドラマ以外のなにものでもない。 極めて私的な、愛憎と別れのドラマなんだよ
極めて私的な別れを慮れないヒトは、勝手にすればいい。
 
 
オレは書かないと終われないのさ
 
 
ね? 禁煙は、だれかとの「別れ」に、本当によく似ているよ