わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

DAY7 恋と煙草

もはや、もう。
 
 
あとは、旅立つか、否か。だけだ
 
 
というか、もうすでに旅は立っており、問題は、
 
 
タバコへの 恋を忘れきるか、否か。
 
 
しか残されていないだろう。
禁煙は駄目な恋愛への未練にものすごく似ている。
 
 
 
それらの恋愛が なんとなく
決定的な「No」のない中
未練に震えながら 終わるように
なんとなく次のモノゴトへいってしまう
ひっかかりと忘却のあいだを縫うように
禁煙という代物も
 
決定的でドラマチックな何かもなく
いつのまにかそれ自体さえ
おわるのではないか? 
 
そんな、しょうもないラストが待っている気がしてならない
 
 
 
で、そのリアルな力学が許せないのだろう。
それしかやってこない、にもかかわらず。
 
 
「タバコ吸ってた時のオレって、いけてた。」
 
 
という幻想。 これは文字にすると相当はずかしい。
 
が、おそらく、ほとんどのヒトが禁断症状に それを観る。
吸ってるとき、オレはオレである、と。
そのあたりの科学的根拠は、今となってはもう何もないのだが、そんな
 
 未練 
 
ならあるのだ。
あの子と付き合ってた時のオレ、いけてた。
・・・・・・。 かなり恥ずかしいが、それと似ている。
ああ、なんだっけな
ひとつクオリアにささったコトがあったんだが・・・・・・
それも忘れてしまった。
前頭葉の奥が張ったような感覚になる。 それとこれも書いておく。
どんな人だろうと、恋がおわろうとするとき、かならず詩人になれるのだ