わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

二人と三人のちがい


Two heads are better than one.

 


日本の諺では
三人寄れば文殊の知恵」が同義とされている。
しかし、この二人と三人のちがい。 仕事上ここを調べていて、非常に興味深かった。
その時ボクと制作さんは、イノベーターとして成功したコンビやトリオを探していたのだった。

コンビの成功例にだれと誰が浮かびますか?
ライト兄弟
ソニーの盛田・井深、
ジョブスとウォズニアック・・・
パッとあげてもその功績はデカい。

WozJobs.jpg


ではトリオはどうだろうか?



いないでしょ?
トリオはほとんど、見当たらないのだ。
いるだろう、と高をくくっていたのだが、意外と、というか全然いないんだ。
トリオの成功例は極端に娯楽方向となる。
三銃士、
ハリーポッター
マルクス兄弟
シブがき隊・・・

TheThreeStooges1925.jpg

なぜだろう、と思った。
3人は社会の最小構成単位だ。
ジンテーゼ」への道も3段階を必要とする。
が、それではダメなのだ。

爆発に批評や社会性なんていらない
YOU & 愛 !!!
イデアを着火させるには、純粋培養された【TWO HEADS】がなにより必要なのではないか?
そう考えると「3人寄れば」の日本式は、


進歩面では相当弱い!


と言える。
だってホント、イノベーター方向の例が見当たらないんだから。日本式の盲点だよ。


なお「Three heads are…」という新し目のことわざも世界的に通用するらしい。
が、どうなんだろう。
きっと三人組が強いのは、与えられたミッションや既存フィールドにおいてではないか?と思う。
しかしそれはオペレーションの領域だ。
新たなアイデアに必要は、ジンテーゼなき2HEADS。これでいいんだよ。



ということで。
二人で純粋培養させる「ラブ」という代物は、世界に誇るれっきとしたイノベーションなのだ。
と、寒いからこたつで(臆面もなく)書いてみる。