新年早々のエントリーとしてはナンだけど、パーカは飾りじゃないってことを、そもそも言いたい。
とくに今日のような、全国的に激サムな日には。
パーカってもちろん、コレですよ、コレのこと。
みなさん、パーカの本来の機能を知っていますか?
風除けですよ。
オシャレのためにそれはあるのではない。雨よけ、というのも二次的な機能に留まる。
今日のような冷たーい空気が顔に当たるのを防ぐためにコイツは存在しているのだ。
「何を今さら」と北国のヒトは言うだろう。でも意外とこの機能は浸透していない、と僕には映る。
だってまずもって僕自身、意識的にこの機能に気付かされたのは、3年前という最近の事だもの。
それはこの時期にニューヨークに旅行に行った時のこと。街中の人々を見て初めて
「あ。パーカって風除けなんだ」
と気付いた。30年以上「洋服」を着ていながら、そのとき初めて気付かされたのだ。
それ以来、今日のような寒い日にパーカを着ていたらそれをカブる、というわけです。
だから街中で寒そうにしておきながら、パーカを持て余してる人の多さにも、意外と驚くことになる。
たとえばパーカには、こんなイメージがつきまとう。YO!YO!
まあ仕方ないよ。パーカは、特にスウェットパーカは安く手に入る衣料だった。当初ヒップホッパーも寒さを凌ぐための「普通」としてカブっていたわけです。それがストリートイメージとして根付いた。
(それと何らかのブツを売る時の覆面としての機能もあるだろうけれど。)
とにかく我が国ではこのイメージが先行しているから、こんな寒い日でもパーカを被っていると、
「ナニアイツかっこつけてんの? 寒ー」
という視線に晒される場合もあるのだが、しかしそれは本末転倒ぎみなツッコミなのである。
繰り返すけど、風よけにそれは存在している。
そしてあらためて、洋服本来の機能性に感心する気が、しないでも、ないのだ。