わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

感想・評論

ハリウッド2024アカデミー賞

ハリウッドの祭典アカデミー賞が今年も開催された。ちなみに一昨年2022年のメモがこちら。 上記「リバティーの国の事件」を記している。去年は完全に見逃したのだけど、クリスロックVSウィルスミスから2年経つんだね(以下敬称略)。毎年のように祭典を観て…

からあげパーフェクトボール

徒然日記◉からあげクンはかりあげクンからきてる最近からあげばかり揚げている。だからアブラがすぐなくなる。もちろん一度使った油も漉して次の日の(笑)からあげに再利用している。が、それでも揚げ物なのですぐなくなる。そんなで揚げていて「そうかLAWS…

ブックライティングとか

徒然日記◉三寒四温の時候です三寒四温の時期になりまして・・と時候の挨拶などしたくなる今日この頃。この時期特有の「サミー!」 と「オオー!(いい天気じゃん!)」が交互に来る感じは1年のこの時期僅かな間の現象で改めて貴重だ。ほっとくとすぐ「アチ…

車の哀れなるバッテリー

徒然日記◉車のバッテリーあがるいつぶりだろうか。ガレージのマイカーの鍵をひねると「スカッ!」た。即座に、その直前「なんで後部ドア開いてるんだろ」と思ったことがよぎり車のバッテリーをあげてしまったことを悟った。JAFを呼びスターター分の応急処置…

紅白と高校サッカー

今年も残すところ、あと360日を切りました。これからもがんばっていこうと想います。徒然日記です。◉暮れの紅白チェック2023年末の紅白も視聴率は芳しくなかったようだが、どうだろう。前年より全然いいとオレなんかは想うけどね。世論の評価も低調なんだが…

M-1グランプリ2023

M-1グランプリ。本当に「年末の風物詩」まで浸透した、コンペティション(コンテスト)文化の結晶である本大会を今年も愉しんだ。誰もが自身の意見や感慨をもつだろうことで、まさに自分を棚に上げ(一度でも板の上たったことあるんかい!って事実を棚上げ)…

ハマスはテロリストか

今日、興味深いニュースに触れた。BS1「国際報道2023」内のニュース。イギリスの公共放送BBCがガザのこの度の事変にて、ガザ地区の組織ハマスを「テロリスト」という言葉を使わず報道していることに政府・首相から勧告が行われている、という報道だ。「過激…

「第六天魔王信長 消されたキリシタン王国」

書籍の感想。「第六天魔王信長 消されたキリシタン王国」 知る人ぞ知る加治将一氏。2007年新潮文庫「石の扉」で初めて触れて以降、折に触れ加治氏の本は何冊か読んでいる。本書は今年文庫本化され、わが極私的第█次信長ブームもありこのほど読了。感想を書き…

「ハリウッド映画の終焉」を読んで

集英社新書「ハリウッド映画の終焉」を読んだ。感想・書評を書こうと思います。(結局4000字も書いてしまった!)さて。まずこの「読んだ」も細分化しよう。それはーー新書本か?電子書籍か?そんな神経質な選別が大切な要素になっているのが本書だった。メ…

三月の申し送り

BOUSATSUだったのでだいぶこのブログも空いてしまった。そんな最中だったので書き記すこともない。でもタッチしておこう、という試み。〇毎日が何曜日かいつも思うのだが、毎日が日曜日か毎日が月曜日。こんな例えを私はよく使う。笑実際そのとおりで、ク〇…

イニシェリン島の精霊

映画の日に鑑賞。なるほどなあ。これは映画館の映画だ。テレビや小さなモニターで見た日には退屈で頓死するだろうから。映画館が旬の映画。以下、ちょっとネタバレ含む感想です。これから観る方は観た後にどうぞ______ 実際開巻25分くらい退屈で死にそ…

Paraviフェア2:池井戸潤百本ノック

TBSとTV東京出資の動画配信サービス「Paravi」に今月、加入してみた。配信サービスって例えばNETFLIXならNETFLIX独占など「〇〇独占」というスペシャリティがあり、各社しのぎを削っているわけだが、今回パラヴィに入ったのもまさに「Paravi独占」が目当てだ…

Paraviフェア1:キングオブコント

TBSとTV東京出資の動画配信サービス「Paravi」に今月、加入してみた。配信サービスって例えばNETFLIXならNETFLIX独占など「〇〇独占」というスペシャリティがあり、各社しのぎを削っているわけだが、今回パラヴィに入ったのもまさに「Paravi独占」が目当てだ…

紅白について考える

紅白歌合戦。毎年見るのだが、考える。で、ここで考えるとどうしても難しいことも出てくる。つまりは、要するに、私も映像制作に携わる身なので我が身に不利が働くということだ。が、忌憚なく、それも完全「自分の好み」全開で感慨を書く。これは「ファン」…

たびのおもひで II いのちぼうにふろう物語

能登への旅。そのメインだった舞台「いのちぼうにふろう物語」の話をまずしたい。能都到着翌日、9月29日に観劇した。 仲代達矢(以下敬称略)が主宰する「無名塾」の演目で、七尾市中島にある能登演劇堂でのみ公演している。10月10日まで1ヶ月以上の…

デジタルに考える、愛と幻想のストーリー

最近、ふたつのネットサービスを覚えた。出前館くらしのマーケットだ。この二つ。どちらも「なにを今さら」という人も多いでしょうが、とにかくマイブームでした。■出前館ウーバーイーツと双璧をなす、大手デリバリープラットフォーム。デパートのフードコー…

トップガン:マーヴェリック

「トップガン:マーヴェリック」を観た。これは書こうと思った。そう思わせる映画だった。ちなみにネタバレしてゆくので、これから観たいヒトはどうぞすっ飛ばして下さい。●異例と言える大ヒット私が観たのはもう封切りから3週間が経とうとしている昨日だ。…

日々の記 220213〈北京冬期五輪〉

つれづれ書くシリーズ「日々の記」●北京冬期五輪をガン見中去年の夏期五輪を完全にボイコットした、その反動も確実にあるが、普段はオリンピアンであり(笑)無類の冬期五輪好きの私としては今、観まくっている。もちろんオシゴトもしてますが、その合間をス…

こわい戯曲

好き、というか演っていると(冷やかしに)覗きたくなる演目、というのが個人的にある。それが、岸田國士の「紙風船」ベケットの「ゴドーを待ちながら」だ。この二つの戯曲は私にとってリトマス試験紙のように重要な地位を占める戯曲である。とつぜんながら…

「バードマン」を鑑賞

アレハンドロ・イニャリトゥ「バードマン」鑑賞。2014年作。7年前の作品ですが感想をあげます。 ◎パスしてきたイニャリトゥ作品「バードマン」は今回が初見だった。というのも、「イニャリトゥか・・」と避けてきたから。アレハンドロ・イニャリトゥの作品は…

パラサイト再見リファレンス

「パラサイト・半地下の家族」を再見した。映画館の体験からだいぶ経ち、改めてのリファレンス(再検証)。で、今回2度見た。備忘録としてここに記す。●ファースト:映画館体験まず去年初頭、映画館で見たファーストの感慨。それは「なんてアタマのいい映画…

Climbers2021 鑑賞

「Climbers2021」という三日間のオンラインイベントがあり、参加した。乗り越える、をテーマにしたスピーチイベント。 2021online.climbers-evt.com 結局三日間、ほとんど観てしまった。このイベントをどうして知り得たかと言うとEight という名刺アプリをイ…

ノマドランドを観る

映画の日。4月1日観賞。ノマドランド。一日経って考える。日本では先日70歳まで企業に雇用を「奨励する」法律が制定し、いよいよ、な時代。またこの意味すら、様々な角度で言えると思う。善きことと捉えるか? あるいはうんざりかーー。この「死ぬまで動く」…

古代へのメジャー

オカルト、古代・超古代、ミステリー、都市伝説が大の大好物な私には、YouTube は刺激的な箱だ。が、注意が必要だ。なにもオカルト好きでなくとも、ですが。その「注意」として歴史的な定規とコンパスとも言うべき、尺度があるからだ。その尺度が表現者側で…

オリジナルってなんだろ

今、スパマロットが上演中ということで。前回、12年の公演時の感想をここに再掲します。 loki.hatenablog.com 結局「オリジナル」に触れてるどうか、というのは、どうしてもはげしくあるんですよね・・。少なくとも、感想の「質」はかわってくる。なんでもそ…

ザッツ・エンターテインメント

ひさしぶりに映像クリップ特集。音楽ライブ映像の素晴らしさを伝える当企画。ザッツ・エンターテインメントという真価をいっしょに愛でていきましょう。当時リアルタイムのブラウン管で目撃したモノや、YouTubeで発見したレアモノ。それらを紹介していきます…

女は女である。

アマゾンプライムにて。J・L・ゴダール「女は女である(’61)」鑑賞。学生の時以来、20年振りに観ました。その経年変化で少し感想を書きたいと思います。 スーパーコケティッシュ ____________________ 女は女である。が、男は男だった…

TENET、もう終わりにしよう。

難解な二つの映画を紹介します。話題作「TENET」。とチャーリーカウフマン「もう終わりにしよう」たまたま見たこの2作品が「難解」だったので、こういうだけの話かも知れないが。まずは!◎TENET さあ超話題作ですね。こちらで「超話題作」というものが「い…

トトロとさつきの出会う場所

2020年8月14日。今夜「となりのトトロ」を放送するそうだ。以下、敬称略で贈ります。なんでも17回目の放送なんだそう。ナウシカ(18回)に次ぐ、ラピュタ(17回)同率の2位だってさ。今日という日は「火垂るの墓」こそふさわしいだろ? なんて想うんだがトト…

オレ・ポケティ、日本への提言

しっかし「おにくけん」。2兆ドルと「おにくけん」があった場合。どっちにセンスと大胆さがあると思う? 嗚呼・・。極めてむずかしい問いだよ。いやだってだよ? おにくけんが政府発行券なら相当時代の先行ってるんだぜ?政府発行券を駆使するならもっと「セ…