わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

感想・評論

マイスニーカー物語

このブログで秋と言えばMONOマガジン的な季節。秋はグッズを紹介したくなる、どうしてだろう?そんなわけで今回はこれ! スニーカー。スニーカー。もうどこから言えばいいかわからないほどの個人的大命題。90'sに青春を迎えた身としては、一言も二言もある…

表現の不自由を考える1

「表現の不自由展、その後」における少女像撤去問題。これは多角的で深い問題で、バッシングの猛威が過ぎ去った今でもボーッと考えてしまう。まず「見るだけで嫌悪する」というような現象。これについては、この記事を読んで、私の中にも多少はあった「そん…

気づけばカフェまつり。

カフェ戦争は今に始まっていないが、サンマルクカフェのこんな記事が目に飛び込んだ。 要するにサンマルクカフェの失速がすごいらしい。ここ一年の新店舗は全国で僅か2店舗とのことだ。プレジデントオンラインは結果をこねるだけなのでアレだが、そのコネを…

After You

アフター・ユー。「お先にどうぞ」を表わす英語。しかしそれはあなたのあとに、と書かれている。とてもじゃないが、意訳は足りてない。日本語のポップな文字ヅラ上の「お先にどうぞ」ではとても足りない、精神性を背負った言葉なのだ。それを意訳は伝えてい…

話題作と関わる

残念ながら、タイトルは「に」ではない。話題作「と」関わる。これについて最近、思うことが多いので書きます。はじめに伝えておくことがあります。それは、以下すべては自分自身のトロです。親愛なる友人諸氏を敵に回そう・感想を踏みにじろうと書かれたも…

映画とライブの違い:ゴーストバスターズ 2016

無性に84年の「ゴーストバスターズ」が観たくなり、ゲオで2016年版と「II」も一緒に借りた。2016年版。未見だ。そういや観ていない。得したような感覚もある。どれ観てみようか、と。やな予感も同時にあり(笑)、残すとアレだと真っ先に見た2016年版。今日…

大きな物語のはなし

月刊ムー的な世界が好きだ。好きというか、大好きだ。もう中学から好きだ(笑)。昨今「都市伝説」が流行っている。とても良いことだ。が、そういう、流行る以前からライフワーク的に触れている身としては、このラインには一家言(いっかげん)持っている。 …

めくるめく、映画音楽の世界

かなり逡巡する。が、特集を書こう。美しい、美しい、映画音楽の世界について。これは書いたからと言って手放すものでも、まさか茶化すものでも決してなく、常にライフワークとして、今も、これからもオレの中にあるものだということは一応改めて言っておく…

孤狼の血

備忘録として書いておきたい。孤狼の血を鑑賞した。とても評判がいい。(日本映画はとかく気を遣う。すべて「敬称略」で感想を述べるのでよろしく、なのだ) まず「月刊シナリオ」で(たぶん)決定稿を今月読んでいた。シナリオ読んでから観に行こう、と。つ…

恋愛映画というコモディティ

2013年の秋。4年前に書いた記事を、(こっそりと)上げます。読み返すと、マトモだったから。見つけた人は読んでみてください(2017年12月8日)恋愛映画というジャンルがあるとすれば、そのジャンルはもうかなり飽和して前進がむずかしいところがある。…

ブレードランナー2049

ブレードランナー2049鑑賞。TOHOシネマズのドルビーアトモス。日曜日のレイトショー。今日はこの感想。当然、ネタバレします。見てなくて見に行く人はそのあとに。 さて、まずは前作の話。世紀の傑作「ブレードランナー」。日本公開、1982年。あのまずね、オ…

2017夏カルトコレクション

夏なので、簡単な報告。不感症ぎみの映画好きはすぐカルトに帰る。的なお話。最近買ったDVDがこれらなのです。 じゃーん! 左より「江戸川乱歩全集・恐怖奇形人間」(1969)「恐怖劇場・アンバランス 第一集」(1973)「TESTAMENT」(1983)ね? マニアック…

推薦映画「テスタメント」

ISとはいったい何だったのだろうか?また、北朝鮮のミサイル実験とは何だろうか?まことしやかに囁かれる、陰謀説。 その中には「すべては戦争屋の営業活動」というものがある。「常に戦争状態をキープしなければいけない。人民に恐怖を与えよ。武器を売れー…

青土社と挫折:ヴォイニッチ写本の謎

青土社から2005年に出版された本を紹介する。「ヴォイニッチ写本の謎」(共著:ゲリー・ケネディ/ロブ・チャーチル 訳:松田和也) ・・・が、じつはこの本を読んだのは、2年以上前のはなし。そしてこの本自体、自分の手元にはもうない。ブックオフに売って…

「コミュ障のメディア」(悶々と5千字)

テレビ。 じつは、我が家には地上波が映らない。それもデジタルになって数年たったある日から。(それも、ずいぶん前のはなしだな)なんでも電波障害地域ということらしく、それまで地域の共同アンテナが分配されて信号が送られていたのだが、デジタルになっ…

松方ピカレスク

松方弘樹さんが亡くなった。以下敬称略で綴る。また一人、大物俳優がこの世を去った、という惜念の想いのほかない。42年生まれだから、ロバートデニーロのひとつ先輩だ。アルパチーノとも年は近い。みなさんのなかの松方弘樹像はどうだろうか。小さい頃はな…

高畑勲のかぐや姫の物語

昨夜、深夜ぽくぽく帰っていたら曇天を縫うように、霞がかった満月が南東の空にあった。そうか、まさに十五夜、中秋の月じゃないか、なんて思うのだが、偶然にもそれは、高畑勲の「かぐや姫の物語」をDVDで鑑賞した翌日のできごとだった。 高畑勲「かぐや…

松本俊夫「修羅」

鶴屋南北「盟三五大切」をベースにした1971年ATG製作「修羅」。このDVDを(ゲオで)借りて、拝見した。ひとこと、「たまんねえ映画だなぁ」 (☝見てよ、この題名フォント。やばいよ) この年ともなると映画に抗体が出来すぎていて、不感症気味になるのが世の…

ロクヨンという涙腺事項

「64・ロクヨン」の前編を、6月1日映画の日にレイトショーで観た。寝て、起き、冷静になってしまったのでこれを書く。この映画はとてもいい。感動します。俳優の演技はすばらしく、とくに佐藤浩市(以下敬称略)と永瀬正敏がすごくいい。そして赤間部長…

ヘイトフル・エイトは困る映画

タランティーノの「ヘイトフル・エイト」 観たのが木曜日なんで少し経つが、たいへん困る映画だ。 噂もとんと聞こえてこなかったからある程度覚悟してたんだけど、観ると「なるほど(噂にならないわけだ)」と思う。タランティーノは本当に大好きだがひと言で…

特集:2000年代「ホラー3.0」

帰省すると、また兄弟で映画談義。今回のお題は、ホラーである。ホラーの傑作ってなんだろね、ということだ。言っておくと、ボクより兄の方がはるかにホラー&スプラッタに強い。ほぼ専門家だ。その、ホラーという免疫学の専門家に伺いたかったことは、 2000…

魅力的なヒロインを考える

正月で帰省し兄などに会うと、かならずマニアックでディープな会話になります。 兄弟姉妹の居る人はわかるでしょうけれど、兄弟だけに通じる言語があるわけです。 「金田一」の台詞をサッと出しては、まるで連歌のように返答するわけです。 私 「ア・カ・イ…

2015 暮れの短信

◎「フォースの覚醒」うっすら感想 観ました。 しかたなく。 というと自分にも抵抗がありますが、まあ、そこまで無邪気でもいられない、という二重思考です。だってエピソード1〜3があまりにも心証が悪すぎるからね。ポッドレースしか覚えていない。それに…

消失

ナイロン100℃の舞台「消失」。 再演です。初演は、11年前のこの季節でした。 11年前。の話をまずします。 ボクはありがたくも友人の推薦を請け1ヶ月稽古場にお邪魔し、ケラさんをはじめ出演者、舞台が出現する様を撮影しました。のちにそれは「the A…

マイ・ブックオフの殿堂

マイ・ブックオフ殿堂入り。 新たな劇薬、入荷しました。 竹内久美子著 「女は男の指を見る」(2010) これです。 劇薬です。 5年前の発刊ですが、ブックオフ経由、最近よみました。 108円。 内容は本当に言いたくないのですが、少しだけ言うと、「女は…

私家版/エディ・コイルの友人たち

TSUTAYAの「発掘良品」にて今年DVD化された「エディ・コイルの友人たち」(’73)。 ピーター・イェーツ監督作、主演ロバート・ミッチャム。 詳しくないが、日本未公開とのこと。70年代のフィルム・ノワールだ。 ノワール好きのオレとしてどれどーれ、どんな…

「ダライ・ラマ14世」を観た

豊潤で、とても良い映画を見た。 それが、ドキュメンタリー「ダライ・ラマ14世」(2014)だ。 渋谷ユーロスペースにて。 (C) Buenos film / Taikan USUI (C) Buenos film ちょっとこれは長くなるので、 【続き】 をどうぞ!

アメリカを支えた「SFX」

スティーブン・スピルバーグと、リチャード・ドナーと、リドリー・スコット。 アメリカ映画、、、というか、アメリカそのものを救ったのは、彼らなんじゃないか? とボーッと考えることがあります。 未知との遭遇(77) スーパーマン(78) エイリアン …

カサヴェテスというJAZZ

カサヴェテス作品の引力にまた、包まれた。 ベン・キャザラ演じる、コズモ支配人 チャイニーズブッキーを殺した男(1976) カザヴェテスの愛妻ジーナ・ローランズへのラブレター(=映画)は何通か観ていた。が、このベン・ギャザラへの贈り物は初めてだった…

史上最強の哲学入門

クソ、がつくほど面白いです。 飲茶著 「史上最強の哲学入門」。 右が第一弾で西洋哲学、左がつづく「東洋の哲人たち」。 近年まれにみる、読書体験でした。(おっと。これも「同化」ですね) とくに「東洋」篇の出来たるや、すさまじく感動!耳、赤、たとえ…