わが心のBlog

by Hiroki Utsunomiya

草原は、断崖だ

開高健のことばにこんなのがある。書くとはなにか? という問いに答えたものである「草原をまるで、断崖のように歩くことだよ」作家開高健とはまさに80年代のアイコンのひとつだ。この言葉も何かの広告のタイアップだったと記憶する。むろん、いったいなんの…

感性の皮下脂肪と自意識テトリス

新陳代謝が落ちると、カラダは太る。このことをアナロジーとして考えると、痛切だ。年を取ればとるほど(いや、年齢しばりをよしとしないなら)、サボればさぼるほど、感性の新陳代謝も落ち、太るのではないだろうか? という問いに繋がる。 これはかなり重…

プレーオフで漢になれ

オーストラリア戦を明日に控え、サッカーブログでも書いてみる。実に、10ヶ月ぶりくらいのサッカーに関するブログだ。なぜ、そんなに空いたのか? というと、賞味期限が浅すぎるからだ。スポーツに関する話題は本当に「足が早い」。すぐアウト・オブ・デートに…

2017夏カルトコレクション

夏なので、簡単な報告。不感症ぎみの映画好きはすぐカルトに帰る。的なお話。最近買ったDVDがこれらなのです。 じゃーん! 左より「江戸川乱歩全集・恐怖奇形人間」(1969)「恐怖劇場・アンバランス 第一集」(1973)「TESTAMENT」(1983)ね? マニアック…

Son of a Hungry Tiger?

と、タイトル英語風味に書いてみたが、なんてことはないオレにハンバーグステーキを語らせたらうるせえから どっからでもかかってきやがれということが言いたいのである。 やるかこのやろー(←猪木風)ともかくサノバ、我はまさしくハングリータイガーの御使…

推薦映画「テスタメント」

ISとはいったい何だったのだろうか?また、北朝鮮のミサイル実験とは何だろうか?まことしやかに囁かれる、陰謀説。 その中には「すべては戦争屋の営業活動」というものがある。「常に戦争状態をキープしなければいけない。人民に恐怖を与えよ。武器を売れー…

いい演技とはなにか

「いい演技」ってなんだろう。自分も短期講義をうけたことのある、演技の講師の方が、フェイスブックで募集していた。貴方の思う、良い演技を教えてください、と。むろん自分自身もドストライクの命題で、そのFBは静観してしまったのだが、ボーッと考えてい…

ウィキ男と美意識、細部と全体

僕は演出の仕事をしている。映像ディレクター、という肩書きでもあるが、その実は「演出」だ。演出とは何か? 自分なりにひとことでいえば、なにがイケてるか を瞬時に選ぶ行為これが演出だと思っている。今、手元にある全てを使って、「イケてる」の高みに…

リバイバル:ヨックモックとポンパドール

3年前の今日から。世界迷作全集より「ヨックモックとポンパドール」という物語なんだそうぢゃ ヨックモックといぬのポンパドールは いつもなかよし きょうもいい天気だなぁ ヨックモックがそう笑いかけると いつだってポンパドールはわん!(PAN!)とこた…

青土社と挫折:ヴォイニッチ写本の謎

青土社から2005年に出版された本を紹介する。「ヴォイニッチ写本の謎」(共著:ゲリー・ケネディ/ロブ・チャーチル 訳:松田和也) ・・・が、じつはこの本を読んだのは、2年以上前のはなし。そしてこの本自体、自分の手元にはもうない。ブックオフに売って…

はじめまして! 閃輝暗点 と申します

この暗夜行路みたいな文学性に満ち、または奥義、必殺技のような一子相伝性を兼ね備え(てねー)閃輝暗点(せんきあんてん)という用語が、世の中には存在する。そして、これを知る者は少ない。10人に一人以下の割合であろう。が、知る者はおしなべて恐れ…

負のエアポケット → 自己ヒーリング実況中継

みんなたまらなく憤怒に満ちたときって、どうしていますか?本当に、他の人はどうしているんだろう。もう、物を壊したくなるくらい、お約束だけど本当にガラスを割りたくなるくらい「怒り」を溜めたとき、どうしていますか?どうやって解消しているんだろう…

「コミュ障のメディア」(悶々と5千字)

テレビ。 じつは、我が家には地上波が映らない。それもデジタルになって数年たったある日から。(それも、ずいぶん前のはなしだな)なんでも電波障害地域ということらしく、それまで地域の共同アンテナが分配されて信号が送られていたのだが、デジタルになっ…

平成29年という質量

今日、ふと(ほとんど夢のように)思ったことを、備忘録のように書いておきたい。それは、今年が、平成29年だということに改めて、気付いたことだった。「なに言ってんの? そうだよ? 今年は平成29年ですよ」というツッコミは承知だ。が、ふと、質量と…

大人になってはいけない国

以前、【ドラえもん=アメリカという願望】説をひらめいたが、元来、そういう話が大好きだ。それにサッカー日本代表について論じるのが好きなのも、結局のところ、日本人論にぶち当たるから、という面が多大だ。(ハリルホジッチ周辺を書いた【この記事】で…

音にするとサムイから

今日は久々、「気になる日本語」のコーナーだ。このコーナーは流行していたり、気になるナマな言葉をピックアップして指摘することで、明るい未来を目指すコーナーである。(今考えたテーマ)しかし今日は、地味に気まずい。なぜならこれから取り上げる流行…

禁 煙 顛 末 記

2015年の誕生日から禁煙をはじめたので、丸2年が経つ。その日々の苦闘の記録は、ココにあり、思い起こしても書いて良かったなぁと思う。なぜなら、こういう苦闘も忘れるから。その生々しさを記録できたことは今では幸いだ。今日はその後の話。何本か吸…

強制されるマジックと、やらない勇気

←激アツw(出典)【クロネコヤマトの配送量臨界問題】で改めて認識したいのは、これが地域の「勝ち組」の悲鳴だということ。ある時点でクロネコは、佐川と日本郵政を振り切った。それは個人宅レベルで3社を比較したとき沸き立つ「サービス」の違いからもわ…

止まない、雨はない。笑

やったぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!忙しさ、峠超えたっっっ!!!!!うれしいいいいいいいいぜえええ!!!!「やまない、雨はない」さあ、みんなも、キムタク風に言ってみよう! せーの!「やまない、雨はない」ちゃんとキムタク風に言えたね?OK。まじ…

松方ピカレスク

松方弘樹さんが亡くなった。以下敬称略で綴る。また一人、大物俳優がこの世を去った、という惜念の想いのほかない。42年生まれだから、ロバートデニーロのひとつ先輩だ。アルパチーノとも年は近い。みなさんのなかの松方弘樹像はどうだろうか。小さい頃はな…

茫茫たる、忙忘

ココロを亡くすと書いて、忙うまいことを言う。いや、ちがうココロを亡くすと書いて、忘ほほほ。うまいのぉ。つまり、要するに、忙しいウチにいつのまにか忘れ去って亡くしてしまうのが、心というわけだ。ほほほ。うまいかもしれんが、嬉しくも何ともない。…

孤独の分量

「自分あるある」として、よくフリーランスってなに? みたいな話題の時、振る笑い話がある。自分の家が仕事場だったりして、羨ましいよ、オフィスに人がいるって、てな話のフリのアトに、「誰とも話さない日だってあるしねえ。 それに、あ、今日初めて口か…

師走の風邪の引き始め

「ボーナスウィークのゲートが閉まるぞぉ! 急げぇぇええぇえ!」などとダッシュして無事滑り込んだりして。そんなスーパーマリオのウラ面のような【13月】が始まれば、なんていいだろうか。13月は仕事など一切なし。いままでやり忘れた掃除や、掃除が出…

ピークと豊かさ

去年の6月、こんな記事を書いた。 ブルー・オブ・ミッドナイトサバービアと題した記事。この国の深夜営業のピークは越えた、とファミレスの短縮営業などを引き合いに大いに哀しんだ。夜型のミッドナイトラバーである私は、寂しい、と。それから1年以上経って…

国内最大手という萌え

国内最大手、という言葉が好きだ。(☜さいおおて。NOTおうて。おうてだと「王手」となる)いや、正確には「最大手」と「大手」が好きで、その棲み分けがやたら厳密なのが楽しい。大手は、その業界の2位〜4位くらいの企業。 最大手と使っていいのは、1位の…

ハリルホジッチの正体 Pt.2

パート1で、とりあえず、「解任論」の(オレが思う)内容に触れた。まとめると、◎アフリカ(アルジェリア)での成功体験、フィジカル主義とカウンターしか戦法がない◎後半の選手交代が異常に、病的なまでにいつも遅い という性癖がある◎フランスで育っただ…

ハリルホジッチの正体 Pt.1

2001年のアメリカ映画に秀作「トレーニング・デイ」がある。物語はこうだ。 ロサンゼルス市警の麻薬取締課に配属となった新人刑事ジェイク(イーサン・ホーク)。一緒にコンビを組み彼に麻薬捜査のいろはを教え込むのはベテラン刑事のアロンソ(デンゼル・ワ…

「飯テロ」周辺の話

今日始まったことでもないが、この機会に書き置いておくことにしたい。SNSの飯テロについて。SNSでヤバいのは、イメージが予告もなしに飛び込んでくることだ。とくに私が激しく逆ギレし危険なのが、「ラーメン」の写真つき投稿だ。あるいはグルメバーガーや…

高畑勲のかぐや姫の物語

昨夜、深夜ぽくぽく帰っていたら曇天を縫うように、霞がかった満月が南東の空にあった。そうか、まさに十五夜、中秋の月じゃないか、なんて思うのだが、偶然にもそれは、高畑勲の「かぐや姫の物語」をDVDで鑑賞した翌日のできごとだった。 高畑勲「かぐや…

松本俊夫「修羅」

鶴屋南北「盟三五大切」をベースにした1971年ATG製作「修羅」。このDVDを(ゲオで)借りて、拝見した。ひとこと、「たまんねえ映画だなぁ」 (☝見てよ、この題名フォント。やばいよ) この年ともなると映画に抗体が出来すぎていて、不感症気味になるのが世の…